瑞浪市にて店舗の外壁の破損を 一面張替え工事で美しく修繕しました
更新日：2025年11月24日
撤去後は、内部に「不燃性の石膏ボード」や「断熱材」を新たに入れて、壁の基礎をつくり直します。
石膏ボードは火に強く燃えにくい性質があり、断熱材は室内の温度を保ち、省エネにもつながる重要な役割を果たします。建物の外壁は、こうした下地の処理をしっかり行うことで、後の仕上がりと耐久性が大きく変わってきます。
これは、外壁を伝ってきた雨水を外へ流すための金属部材で、壁の腐食を防ぐ大切なパーツです。今回は破損箇所があったため、古い水切りをすべて撤去し、新しいものに交換しました。
新しい水切りを正しい角度で取り付けることで、雨水がスムーズに外へ逃げるようになり、防水性能がしっかりと維持されます。
その上に「胴縁（どうぶち）」という横長の下地材を取り付けます。
胴縁とは、外壁材を固定するための細い木材や金属材で、外壁の通気も確保する役割があります。この「通気層」があることで、湿気がこもらず、外壁の内側が長持ちする構造になります。
また胴縁の方向には、縦と横の区別があり、縦張りの外壁材の場合は、胴縁は横に渡して設置します。
採用したのは「塗層高耐食性GLめっき鋼板（とそうこうたいしょくせいGLめっきこうはん）」という素材です。素材が錆や腐食に強い性質を持っていることを指します。
この外壁材は三層構造になっており、耐久性・断熱性に優れ、サビや色あせにも強いのが特徴です。長期間にわたって美しさと強さを維持できる素材として、多くの店舗や住宅に採用されています。
最後に、外壁の上部に「笠木（かさぎ）」を取り付けました。
笠木とは、壁の上端を保護する仕上げ部材のことで、雨水の侵入を防ぎ、外観もすっきりと見せてくれます。板金を繋ぎ合わせる場合は、重ね代にしっかりとコーキング材を塗り雨水が入り込まないように施工することが大切です。
金属製の笠木は耐久性が高く、外壁全体の防水性能を支える重要な部分です。仕上がりも美しく、補修部分が自然に馴染むよう整えました。
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