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多治見市にて屋根の漆喰の詰め直し工事をしました
更新日:2024年11月6日
皆さん、こんにちは! 街の屋根やさん東濃店です。
多治見市にて屋根の漆喰の詰め直しの工事をしました。
屋根に使われる漆喰とは、瓦と瓦の隙間を埋めるコーキング剤のような役割を果たし、雨水の浸入や小動物の侵入を防止します。
これが塗り壁材として使われる場合は、美しい仕上がりと優れた調湿性・防火性・耐久性などの特徴を持ち併せているので、住宅の内装や外装に広く用いられています。
また漆喰は柔らかく加工がしやすいため、寺院や神社の彫刻に漆喰を使うことで、伝統的な美しさを表現することができます。
漆喰の主成分は石灰(海のサンゴが数億年の時を経て地殻変動をくり返し陸となり、世界各地の鉱山で採掘される)ですが、最近では合成樹脂を使用した製品や化学繊維を使用したものもあります。
漆喰工事のポイントについては、↓を参照ください。
≫漆喰工事について
傷んだ漆喰を取り除き、接着剤を添付した後、新しい漆喰を詰め直しました。
鬼瓦と棟瓦の周辺は漆喰が塗られて雨水の侵入を防いでいることが多いですが、年数の経過とともに、劣化も進み、ひび割れなどが発生してきます。
20~30年経過する頃には漆喰も剥がれ落ちてしまうケースもあり、そのまま放置しておくと棟の中に入っている土が流失してしまう事態も起こりかねません。そこから雨水が建物に侵入してきます。
また瓦の固定する力が弱まると、最近よく起こる地震や突風による瓦のずれや落下も懸念されます。漆喰で瓦の浮きやズレを補修することも、防災対策の一つとなります。
隅棟(下り棟)の部分も、新しい漆喰を詰め直していきました。端の鬼瓦の部分も同様に施工しました。これで万が一にも鬼瓦が落下してくる心配はありません。以上で工事完了です。▽▽▽▽▽▽ ▽▽▽▽▽▽ ▽▽▽▽▽▽ ▽▽▽▽▽▽ ▽▽▽▽▽▽
屋根にある鬼瓦と呼ばれる瓦は、雨仕舞(雨水を建物の内部へ浸入させないための工夫)の役割の他に、厄除け・魔除けの意味合いがあります。鬼の形相で厄を払ってくれるという意味が込められており、古くから魔除けや厄除け、富の象徴や繁栄を願って和風建築の屋根に飾られてきました。今では鬼面の瓦を見ることはほとんどありませんが、その名称と意味合いのみ受け継がれています。上記のお宅の鬼瓦も「カエズ柄鬼瓦」といって、シンプルな形状をしています。
漆喰と針金や銅線などで固定されている鬼瓦ですが、そのメンテナンスも大切にしてみてはいかがでしょうか。
≫ここまでやります無料点検
≫屋根瓦の点検・メンテナンスのタイミング
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