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大垣市で雨漏りの原因は瓦屋根の下地の劣化でした
更新日:2023年4月10日
大垣市で雨漏りしている瓦屋根の調査をおこないました。和室の天井の照明器具から雨漏りしてくるそうで、漏電なども怖いので雨漏りの原因を特定してしっかりと止めていきます。瓦葺き屋根は一見傷みが無さそうですが、実際にはメンテナンスをおこなわないと雨漏りしてしまう屋根なのです。
雨漏りしているのは一階のお部屋で、上は屋根になっています。瓦葺き屋根で5年程前に漆喰の詰め直し工事を施工させていただきました。5年前には雨漏りなどの症状は出ておらず、下地もそれ程傷みは進んでいませんでした。
遠くから見ていると気づきにくいのですが、屋根に上がると瓦はズレていたり浮いている所がありました。瓦は瓦桟に引っ掛けて固定していますので、地震などの揺れによって外れてしまいズレる事もあります。また、長く使用していると反りが出来る事もあるので、ガタついてしまう場合もあります。瓦自体には割れなどはありませんでしたが、下地に傷みが出ている可能性があるので瓦を剥がして下地の状態を確認してみます。
瓦の下には防水紙が葺いてありますが、瓦自体は何十年もの耐久性を持っていても防水紙は20年~25年が寿命と言われていますので、経年によって劣化してしまい裂けたり切れたりする事で雨漏りの原因になります。
瓦を剥がして下地を確認すると防水紙があちこちで切れているのが確認できました。ここから入った雨水が天井裏へ流れ込み雨漏りに繋がっているようです。
一階の屋根の為一部外壁との取り合いがあります。捨てたにという板金によって雨水が軒先に流れる様に造られているのですが、よく見ると納まりに不備があるようです。
防水紙が壁際の奥まで敷いていなければならないのですが、捨て谷の手前で止まっているので下地の木が剥き出しになっていました。隙間が空いていてその下は天井裏ですので、雨水が入れば簡単に雨漏りしてしまう事にあります。
大垣市で調査した瓦葺き屋根は、下地の劣化と納め方の不備が雨漏りの原因になっていましたので、吹き直し工事で下地を直すご提案をしました。
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