貝塚市の劣化したタイル目地の保護と美観性を高めるクリヤー塗装
更新日：2025年9月25日
K様邸は重量鉄骨でタイル張りの外壁です。
3階のお部屋で雨漏りが発生し、現地調査を行うと、タイル壁の目地やサッシ回りに施しているシーリングが劣化し雨水が入ってしまう状態でした。
前回、劣化したシーリングの打ち替え工事をご紹介したので、今回はクリヤー塗装をお伝えします。
誘発目地とは、コンクリートの乾燥収縮などで発生するコンクリートの亀裂などを、ひび割れが発生すると予想される箇所にあらかじめ目地を設けることです。例えば柱と壁の境目や梁と壁の境目、大きな壁の面には適当な間隔で誘発目地を設けます。
タイルのセメント目地はタイル本体が割れる前にタイルより先に目地に力を吸収できるように目地用セメントを使用しています。
塗装面が汚れたままだと、塗料がうまく密着しないので剥がれてくる恐れがあるからです。
写真の右半分と左半分で比較すると汚れが落ちているのがよく分かりますね。
タイルの汚れが落ちると見た目はきれいになりますが、このままでは汚れやすく、酸性雨などに対しても弱いままですので、表面にクリヤー塗装を施して保護します。
洗浄後で塗装面が濡れているとせっかく塗った塗料の性能が発揮できないので、必ず乾燥時間を設けます。
タイル間相互、シリコン系クリヤー塗料をローラーで丁寧に塗布していきます。
今回使用したクリヤー塗料は艶があるタイプですので、新築時のような光沢が蘇ります。
また、汚れにくく、酸性雨などにも強いので、セメント目地を含めてタイルをしっかりと保護してくれます。
見た目もきれいになりますが、何よりもタイルを長期にわたり保護してくれますので安心ですね。
今回はタイルの保護を兼ねてのクリヤー塗装でしたが、外壁のデザインを気に入っている方や、現在の外壁の色をそのまま活かしたい方にもクリヤー塗装が有効です。
外壁の劣化の状態によってはクリヤー塗装できない場合もございますので、気になっている方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談くださいね。
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