和泉市で擁壁塗装！気になる費用と施工方法、業者の選び方をご紹介
更新日：2025年12月18日
毎日目にしているのに、意外と意識していない場所、それが「擁壁(ようへき)」です。
擁壁とは、高低差のある土地で土が崩れないように支える壁のことです。
高低差のある住宅地や造成地(ぞうせいち)の多い和泉市では、多くのお宅で擁壁が使われています。
造成地とは、もともと田んぼ・山・傾斜地・空き地などだった土地を、人の手で整えて、家や建物を建てられるようにした土地のこと。
外から見える部分なので、住宅の外観を左右する大切な要素でもあります。
そして何より、擁壁は家の安全を支える重要な存在です。
土地をしっかり支えることで、建物や敷地全体の安定を守っているのです。
ところが、擁壁のメンテナンスは後回しにされがちです。
その理由は？
✅普段あまり意識しない場所だから。
✅外壁や屋根は気になっても、擁壁は「そのうち」と先延ばしになってしまうんですね。
でも実は、擁壁は雨風に直接さらされ、湿気もこもりやすいため、劣化が進みやすい場所なんです。
気づいたときには深刻な状態になっていた、ということも少なくありません。
和泉市にお住いのお客様で、あなたの擁壁にこんな症状が出ていませんか？
まず気をつけたいのが、擁壁のひび割れです。
ヘアクラックから、指が入るような大きなクラックまで、大きさはさまざまです。
ヘアクラックとは、髪の毛のような細いひびわれのこと。
クラックとは、建物などにできるひび割れのこと。
表面の塗装が剥がれてきたり、白っぽく変色している箇所も要注意です。
次によく見られるのが、カビやコケの発生です。
緑色や黒っぽい汚れが広がっていたら、それは単なる汚れではなく、劣化のサインかもしれません。
湿気を含んだ状態が続いている証拠です。
また、錆び汁が流れ出ていたり、擁壁の表面から水が染み出している場合は、かなり深刻な状態です。
内部の鉄筋が錆びていたり、防水機能が完全に失われている可能性があります。
これらを放置するとどうなるのでしょうか。
ひび割れから雨水が入り込み、内部のコンクリートや鉄筋を傷めていきます。
すると擁壁の強度が下がり、最悪の場合は崩落の危険もあります。
小さな変化を見逃さないことが、大きなトラブルを防ぐ第一歩です。
では、和泉市で擁壁塗装をするとどんな良いことがあるのでしょうか。
まず実感できるのが、見た目の変化です。
汚れやカビで黒ずんでいた擁壁が、塗装でピカピカに生まれ変わります。
家全体の印象が明るくなり、「こんなに綺麗だったんだ！」と驚かれる方も多いです。
でも擁壁塗装の本当の価値は、見た目だけではありません。
最も重要なのが、防水機能の強化です。
防水機能を強化することにより、塗膜が雨水の侵入を防ぎ、コンクリート内部を守ってくれます。
コンクリートは、雨水などの水分を吸い込む性質があります。
その水分が内部に入ると、コンクリートの性質が少しずつ変わり、中性化と呼ばれる劣化が進んでしまいます。
それを防ぐのが塗装の役目です。
定期的に塗装することで、擁壁の寿命を大きく延ばすことができるんです。
「擁壁はいつ塗装すればいいの？」これはよくいただく質問です。
一般的な目安は、築10年前後です。
もちろん環境によって差はありますが、10年を過ぎると塗装の劣化が目立ち始めます。
前回塗装してから10年経っているなら、一度点検されることをお勧めします。
季節も大切なポイントです。
塗装に適しているのは、春(3〜5月)と秋(9〜11月)。
気温が安定していて、雨も少ないこの時期が理想的です。
真夏は塗料の乾燥が早すぎて施工が難しく、冬は気温が低くて塗料が固まりにくいため、できれば避けたい季節です。
実は、外壁塗装と同時に行うのが最もおすすめです。
足場を一度組めば、外壁も擁壁も一緒に塗装できます。
別々にやるより足場代が一回分で済むため、費用が抑えられます。
そして何より、早めの対処がコストを抑える秘訣になります。
小さなひび割れなら補修も簡単ですが、放置して大きく傷んでしまうと、補修費用も跳ね上がります。
「まだ大丈夫」と思っているうちに、専門家の目でチェックしてもらいましょう。
それでは、実際の擁壁塗装は、どんな流れで行われるのでしょうか。
擁壁塗装の施工方法を見ていきましょう。
擁壁塗装でまず最初に行うのが、高圧洗浄です。
高圧洗浄機と言う専用の機械で強力な水流を当て、カビやコケ、古い塗膜、汚れを徹底的に洗い流します。
高圧洗浄機とは、水を強い圧力で噴射して、汚れを落とす機械のこと。
塗装工事を行う時は、この高圧洗浄機が使われます。
この工程をしっかり行わないと、新しい塗装が密着せず、すぐに剥がれる原因になってしまいます。
塗装工事の中で、高圧洗浄は重要な作業になります。
次に、擁壁のひび割れの補修です。
専用のシーリング材や補修材を使って、ひび割れを埋めていきます。
シーリング材とは？
シーリング材とは、建物のすき間やつなぎ目を埋めて、水や風の侵入を防ぐ材料のこと。
小さなひびも見逃さず、丁寧に処理することが長持ちの秘訣になります。
擁壁のひび割れ補修が終わったら、いよいよ塗装をします。
塗装は、基本は下塗り、中塗り、上塗りの3回塗ります。
下塗りは塗料の密着を良くする下地作りになります。
中塗りだけだと塗りムラや塗り忘れなどがある為、中塗り、上塗りを行い、厚みのある丈夫な塗膜にします。
擁壁塗装で使用する塗料も重要です。
擁壁には防水性の高い塗料や、ひび割れに強い弾性塗料(だんせいとりょう)がよく使われます。
弾性塗料は、ゴムのように伸び縮みする性質のある塗料の事です。
そのため、コンクリートが温度変化などで動いても塗膜が一緒に動き、ひび割れが起きにくくなる塗料です。
弾性塗料は、しっかり乾いて固まった後であれば、雨が降っても塗料が剥がれたり、性能が落ちたりすることはありません。
一つひとつの工程を丁寧に行うことで、10年以上美しさと機能を保つ擁壁に仕上がります。
皆さんが気になるのは、やはり擁壁塗装の費用ですよね。
一般的な擁壁塗装の費用は、1平方メートルあたり3,000円から5,000円程度が目安です。
つまり、高さ2メートル、長さ10メートルの擁壁なら、20平方メートルで6万円から10万円くらいが目安になりそうです。
※但し、これは擁壁の状態が良い場合の話です。
足場が必要な高い擁壁や、作業が難しい場所では、追加で足場代がかかる場合があります。
相場は10万円から20万円程度です。
外壁塗装や屋根塗装と一緒に行うことで、この足場代が一回分で済むのでお得ですね。
補修の程度によっても金額は変わりますが、表面だけの塗装なら比較的安く済みますが、大きなひび割れの補修や、部分的な打ち直しが必要な場合は、数十万円かかることもあります。
だからこそ、相見積もりが大切です。
複数の業者から見積もりを取ることで、適正な価格がわかります。
極端に安い見積もりには注意が必要です。
手抜き工事や、後から追加請求されるケースもあります。
詳細な見積書を出してくれて、工程や使用する材料をしっかり説明してくれる業者を選びましょう。
擁壁塗装は、業者選びで決まると言っても過言ではありません。
まず擁壁塗装を依頼するのに確認した点は・・・
✅擁壁塗装の実績があるか。
✅過去の施工例を見せてもらい、擁壁の経験が十分にあるか確認しましょう。
✅現地調査に来てもらって、見て、触ってしっかり調査してもらえるか。
✅見積もりが明確か。洗浄費、人件費、補修費、塗料代、人件費などがきちんと明記されているか。
✅アフター保証もしっかりしているか。
信頼できる業者は、必ず現地調査をしっかり行います。
写真だけ、電話だけで見積もりを出す業者は避けるべきです。
実際に擁壁の状態を見て、触って、劣化具合を確認してくれる業者を選んでください。
施工後に不具合が出たとき、どこまで対応してくれるのか、保証期間は何年なのか、書面でもらっておくと安心ですね。
そして最後に、格安業者のリスクについて。
「他社より絶対安くします」という業者には要注意です。
安い理由があります。
洗浄を省略したり、2回塗りで済ませたり、安い塗料を使ったり。
結果的に数年で塗り直しが必要になり、かえって高くつくこともあります。
適正な価格で、丁寧な仕事をしてくれる業者を選ぶことが、長い目で見て最もお得です。
擁壁は、普段は目立たない存在かもしれません。
でも、土地を支え、家の安全を守る大切な家の一部なんです。
外壁や屋根と同じように、擁壁も定期的な点検とメンテナンスが必要です。
年に一度、雨上がりの日にでも、ちょっと擁壁を見てみてください。
ひび割れはないか、変色していないか、水が染み出していないか。
小さな変化に気づくことが、大きなトラブルを防ぎます。
美しく安全な住環境は、日々の小さな気づきと適切なメンテナンスで守られます。
擁壁をきれいに保つことは、家全体の美観を守り、資産価値を維持し、何より家族の安全を守ることにつながるのです。
もし擁壁の劣化が気になっているなら、まずは街の屋根やさん岸和田店に相談してみませんか。
現地調査は無料で行っています。
プロの目で見ることで、今すぐ対処が必要なのか、それともまだ大丈夫なのか、適切なご提案をさせていただきます。
和泉市で長く安心して暮らせる住まいづくり。
その第一歩は、足元の擁壁を見直すことから始まります。
あなたの大切な家を、私たちと一緒に守っていきませんか。
ご相談やお見積もりは、いつでもお気軽に街の屋根やさん岸和田店お問い合わせください。
経験豊富なスタッフが、丁寧にご対応いたします。
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