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岸和田市の棟板金の釘が緩んでいたのでビスで固定しました!
更新日:2025年9月22日
岸和田市にお住いの皆さまこんにちは!街の屋根やさん岸和田店の小南です。
岸和田市N様邸でカラーベスト(薄い平型の屋根材)の屋根の塗装を行うことになりましたので、工事の様子を順番にご紹介していきたいと思います。
屋根を塗装すると一見きれいになりますが、塗装だけでは補えない部分があります。
ですので、塗装する前に補修が必要な部分をきちんと処置しないといけません!
今回の現場ブログでは【屋根塗装の前に行った棟板金の補修】の様子をお伝えさせていただきます。
まずはカラーベストについて分かりやすくご説明させていただきますね!
カラーベストは、コロニアルとも呼ばれる、スレート屋根材の商品名です。
主にセメントと繊維質でつくられた、厚みが5mmほどの板状の屋根材で、釘留めで屋根を葺くことができます。
カラーベストは表面を塗装することで防水性を持たせていますので、塗膜が傷むと防水性が低下して、反りや割れなどの劣化症状を引き起こし、雨漏りすることがありますので、10年に一度くらいの間隔で塗り替えないといけません。
岸和田市N様邸は築40年が経過した木造・2階建ての住宅で、屋根にはカラーベストを葺いています。屋根の塗り替えの時期を過ぎて塗膜が劣化していたので、街の屋根やさん岸和田店に塗装のご相談をいただきました。
現地調査で、屋根の棟板金(むねばんきん)を固定している釘が緩み、抜けてきていたので塗装前に抜けにくいビスに交換し、板金の継ぎ目もシーリングで防水させていただきました。
岸和田市N様邸の現地調査の様子は下記のリンクよりご覧ください➡
岸和田市でカラーベストのメンテナンスをご検討されている方へ続いて棟板金についてご説明させていただきます。
棟板金(むねばんきん)は、屋根の棟に取り付ける板金のことです。棟は屋根の頂点の水平部分のことを指し、屋根と屋根が合流する取り合い部分ですので、隙間が生じます。
その隙間から雨水が入るのを防ぐために取り付ける板金を【棟板金】と言います。カラーベストや金属屋根には棟に板金を取付けていますが、瓦屋根の場合、棟に瓦を積み上げています。
使用する屋根材によって棟で使われる素材も変わってきます。
お住いの各部位について知りたい方はこちらから➡
知っておきたいお住いの各部位の名前
⚠岸和田市にお住いのN様より屋根の塗装のご相談をいただき、屋根を確認すると、棟板金の不具合箇所を見つけました!
棟板金を固定している釘が緩んで抜けてきている状態でした。
棟板金を固定している釘の緩みはよくある事例です。
棟板金は釘で固定されていますが、経年で釘が緩んで抜けてくることがあるのです。
N様邸の棟板金を固定している釘は、ほとんどが緩んでいる状態でした!
棟板金を固定している釘は何故緩んでくるのでしょうか。
それは、「熱膨張」です。熱膨張とは、金属が日中の太陽の熱で温められた時に起こります。
詳しくご説明すると、棟板金は金属ですので、太陽の熱で温められると膨らみます。そして夜になると気温が下がって逆に縮みます。
棟板金が膨らむ時は釘も動いて引っ張られますが、縮む時は棟板金だけなので、その動きを何年も幾度となく繰り返すことで釘が少しづつ抜けてきてしまうのです。
また、棟は屋根の一番高い位置にあり、常日頃風の影響を受けています。
風が吹くたびに棟板金が動くので、繰り返し風に押されることで釘が緩んでしまいます。
⚠棟板金を固定している釘が緩むと、風で板金がめくれたり飛ばされる危険性がありますので、定期的に点検し、必要であればメンテナンスしましょう!
N様邸では塗装前に、緩んだ釘を抜けにくいビスに交換してしっかりと固定させていただきます。
N様邸の棟板金は、継ぎ目に充填されているシーリングが劣化して割れてきていました!
※シーリングとは、防水が必要な箇所や隙間を埋める時などに使用される充填剤のことです。
棟板金は規格サイズが2mと決まっていますので、各建物の棟の長さに合わせて繋いで施工されています。
水平棟(横方向の棟)と下り棟(斜めに下りる棟)の継ぎ目部分は形状が異なるため板金を重ねて取付けられないので、雨水が入らないようにシーリングを充填して防水されているのですが、そのシーリングが劣化して割れていました。
N様邸の棟板金は固定している釘が緩み、そのほとんどが抜けてきている状態でしたので、この工事で抜けにくいビスに交換させていただきます。緩んだ釘を抜いて、締め付けて固定できるビスに交換しました。
棟板金の下地の貫板の劣化が進んでいると、
丈夫なビスを使用しても効かないので、きちんと固定することができません!
N様邸は、しっかりとビスで締め付けることができました。
釘を抜いてビスでしっかりと固定しました!
釘を抜いてビスで固定すると聞くと単純な作業に見えますが、釘をひとつひとつ抜いてビスで締めていくと、思いのほか時間がかかります。
また、屋根の上は足元が悪いので、作業中も気を配らないといけません。
特に、カラーベストの塗膜が傷んで素地から剥がれてくると、屋根の上を歩く時にとても滑りやすいので危険が伴います。
続いて、棟板金の継ぎ目に充填されているシーリングを打ち直しました。
シーリングが周囲につかないように、継ぎ目の両サイドにマスキングテープを貼って養生してからシーリングを充填しました。
シーリングは変成シリコンシーラントという、塗料と相性がいいものを使用しています。
シーリングの種類によっては、塗料が付かない場合があります。
棟板金の継ぎ目に充填されているシーリングを撤去して打ち直しました。
水平棟や下り棟は真っすぐですので、棟の継ぎ目部分の板金を重ねて取付けることができますが、水平棟と下り棟の取り合いは形状が異なるので板金を重ねて取付けることができません。
そのため、必ず隙間が生じるので、中に雨水が入らないようにシーリングで防水する必要があります。
棟の【かき合い】部分もシーリングで防水します。棟のかき合いとは、複数の棟が合流する地点のことで、形状が複雑で隙間ができます。
かき合い部分から雨漏りすることもありますので、塗装前にシーリングを打ち替えさせていただきました。
かき合い部分のシーリング打ち替え完了です!板金の継ぎ目の隙間が塞がれてしっかりと防水することができました。
棟板金の釘の緩みやシーリングの劣化は塗装では元に戻らないので、塗装前の補修が必要なのです。
岸和田市N様邸で行った工事の様子は下記のリンクよりご覧になって下さい
屋根の塗装はただ塗料を塗るだけの工事ではありません。
街の屋根やさん岸和田店に塗装のご依頼をいただくと、建物全体の防水性を向上させるために、修繕が必要な箇所をきちんとメンテナンスさせていただきます。
どのような工事を行ったのか分からないといけないので、作業中の様子はカメラで撮影しています!安心してお任せくださいね。
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