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熊取町の瓦屋根の葺き替えで既存の屋根を解体し垂木も入替えました
更新日:2025年9月12日
熊取町の屋根葺き替えです。T様邸は築90年くらいの木造・2階建ての住宅で、数年前から1階の土間や和室の天井に雨漏りしていて「最近、台風や豪雨が多くて心配なのできちんと修理したいんです」とのご相談をいただき調査にお伺いすると、下屋がかなり劣化していて、修理するより葺き替えた方が今後安心して暮らせるということになり、下屋とそこに続く離れの屋根を葺き替えることになりました。屋根の下地の垂木も細くて頼りなかったので耐久性を向上させるために交換し、丈夫な屋根に改修します。既存の瓦をめくって葺き土をすべて撤去し、バラ板(屋根下地の野地板)もめくって垂木を交換します。その後に厚み12mmの構造用合板という強度のある合板を下地として設置し、その上にゴムアスルーフィングを敷いてきちんと防水しました。
T様邸の下屋です。築90年以上が経過しており、強度が低下して屋根の上を歩くとフワフワと動いて心細い印象を受けました。また、壁際にセメントを塗って補修されていたり、瓦も動いていたので、雨漏りをきちんと止めて今後長くご使用いただけるように下屋を葺き替えることになりました。
T様邸の下屋に面した裏庭のスペースには植木が植えられていて昇降機を設置する場所が少なかったのですが、植木を紐で束ねて引っ張り、何とか昇降機を設置することができました。
昇降機とは電動梯子のことで、端子に取り付けられた荷台が電動で上下に動くので屋根からの荷下ろしや資材の荷揚げをするときに便利です。
T様邸は玄関を入ってすぐに長い土間の通路があり、そこを抜けると今回葺き替える下屋にたどり着きます。他に経路が無い為、工事の際に土間を通ることになります。
解体した屋根の瓦や葺き土を一輪車にのせて何度も往復して運び出さないといけないので、玄関の引き戸のレールを破損させないように木材を使用して養生しました。一輪車はこの上を通ります。
屋根の解体です。
瓦を1枚1枚めくって屋根の上から降ろし、下地の葺き土も袋に小分けして撤去していきます。
昔は屋根の上から地上に向けて大きな半月状の配管を通して土を滑らせて解体していましたが、ホコリがたくさん舞うので最近はこのように屋根の上で土を袋に入れた状態で運び出す方法がとられています。
屋根の下で待機している職人が、昇降機で荷下ろしされた瓦や葺き土を一輪車にのせて運び出します。
裏の敷地から玄関先まで何度も往復して解体作業を進めます。昇降機が無ければ、屋根の上から手渡しで重い瓦や葺き土を下ろさないといけなかったので、昇降機を設置しておいてよかったです。
瓦と葺き土を撤去すると下地の野地板が現れます。
野地板とは屋根の下地のことで、屋根を葺くための下地であり、屋根を支える役割もあります。
T様邸の野地板は「バラ板」という杉の板を使用していました。バラ板は杉板を約90mm~120mmくらいにカットしていてサイズが均等ではありません。また、構造用合板よりも厚みが薄く強度が弱いので最近では使用されなくなっています。
瓦と葺き土を撤去し、バラ板の上に残った葺き土をほうきできれいに掃除していきます。
バラ板は屋根の内部を乾燥させるために隙間を開けて取付けられていますので、葺き替えの際は小屋裏に葺き土がこぼれ落ちます。そのため、屋根を解体する前に下にある和室に大きなシートを敷いて養生させていただいております。
この工事で垂木も交換するので、バラ板もすべてめくって撤去します。
バラ板も劣化していたので剥がす時にバリバリと簡単に割れてしまう状態でしたので、作業中はバラ板を踏み抜かないように垂木の上にのることを心がけて慎重に解体しました。
バラ板の隙間からこぼれ落ちた葺き土もほうきできちんと取り除きます。
バラ板の下には和室の天井板があり、雨漏りを繰りかえすうちに天井板も傷んで強度が低下していたので、掃除する時にも気を配りました。
雨漏りしている下屋に続いている離れの屋根も葺き替えます。
この屋根の下にはトイレがあり、以前雨漏りしたとのことでできる限りの補修をされていましたが、瓦が動いて隙間があいていたり、瓦の固定力も低下していたので同時に葺き替えることになりました。
瓦を1枚1枚めくって解体していきます。
下屋と同様に、葺き土もすべて撤去していきます。
小さな屋根ですが、大量の葺き土がのっています。
葺き土を袋に詰めて荷下ろしし、きれいに掃除してから次の作業に進みます。
屋根の解体・撤去が終わった後に、垂木を入替て新しい屋根の下地(野地板)を設置します。
垂木は屋根の頂点(棟)から軒先にかけて渡す長い材で、野地板を支える下地になります。
今回使用する野地板は厚みが12mmの頑丈な構造用合板です。
垂木・野地板共に屋根の構造部分になりますので、屋根を保持するためにも頑丈に設置しないといけません。
新しい垂木を設置し、その上に構造用合板を張ってからゴムアスルーフィングを敷いて防水しました。
ゴムアスルーフィングとは改質アスファルトルーフィングという耐久性のある防水シートのことです。
屋根材の内側に廻った雨水が内部に浸入するのを防ぐためのシートで、屋根材が破損してもこのルーフィングが健全であれば部屋内に雨漏りすることはありません。
離れの屋根も同様に、野地板を張ってゴムアスルーフィングを敷いて防水完了です!
垂木や野地板、ルーフィングを交換する場合、屋根材を撤去しないとできないので、葺き替え時にメンテナンスすることで屋根自体の耐久性・防水性を向上させることができます。
T様邸は屋根自体の強度が低下していたので野地板をめくって垂木を入れ替えましたが、構造部分がしっかりとしていれば、既存の野地板の上に下地を設置して新しい野地板を張って葺き替えることがほとんどです。そうすると、解体費用や廃棄処分費用が抑えられます。
街の屋根やさん岸和田店は、現地調査で屋根の状態を確認し、より良いご提案をさせていただいております。「屋根自体の強度が心配」など、気になることがございましたらお気軽にご相談ください。
次は屋根のスレート葺きの様子をご紹介します。
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