名古屋市南区｜屋根の点検依頼の連絡を受けました（和瓦）
更新日：2022年12月21日
名古屋市南区にお住いのお客様より、屋根の点検依頼の連絡がありました。
築30年程になるそうですが、最近、飛び込み業者の人に「瓦がずれていますよ」と言われ、心配になって連絡をくれたそうです。
早速お伺いし、どの辺りの事を言われたかを確認し、屋根にのぼり点検を始めます。
飛び込み業者が言っていることは、適当な事も多く、私共は気にすることはありませんが、普通の方だと、わからない部分なので気になってしまうと思います。
屋根の壱部が黒く汚れている所がありますが、これは、雨樋が歪んでしまい、雨水が途中で流れ落ちてしまい、出来た汚れです。
２階の屋根の雨水が、1か所に集中してしまっているので、瓦も傷みやすくなりますし、下地にも水がまわってしまう可能性が高くなります。
漆喰も湿気が溜まり、剥がれる一歩手前の状態です。
漆喰が剥がれると、中の土に水がつき、流れてしまいます。
すると、漆喰の上ののし瓦がずれてしまい、隙間ができ更に水が入りやすくなります。
瓦のズレがあります。
本来、縦横の重なりの線が、綺麗に直線になっているのですが、特に、横のラインのズレが目立ちますね。
瓦の上を歩いた時に、たわむところがありましたので、瓦をめくって下地を見てみます。
当時は、防水紙ではなく、土を入れて瓦を安定させていました。
土の下に、杉皮が引いていますが、隙間が多いので、雨が入ってしまうと漏れてもおかしくありません。
業者に言われた所は、さほど問題ではないですが、それ以外の所が傷んでいる所が、結構ありました。
やはり、実際上ってみないと、細かい所は分からないと思いますので、こういう業者には、気をつけて下さい！
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