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名古屋市天白区で屋根軽量化のため葺き替え、瓦桟設置と屋根仕上げ材のルーガ雅の搬入
更新日:2024年4月25日
今回行っている屋根葺き替え工事では、瓦降ろしを終えた後、新たに合板を重ね張りして野地板を設け、防水シートの張り施工までが完了しています。
この防水シートを施工した下地に対し、谷部やケラバ部などに、板金役物を設置します。
そして、さらに瓦桟を取り付けていきます。
瓦桟とは、引掛桟葺き工法で屋根仕上げを行うときに、和瓦をひっかけ、そして固定するため、一定のピッチで下地へ取り付ける材料のことをいいます。
引掛桟葺き工法は、葺き土を使用せず瓦屋根を葺くことができるので、土葺きの屋根よりも軽量化を図ることが可能な方法です。
そして、今回の葺き替え工事では、樹脂製の瓦桟を使用しています。
一般的に、瓦桟には、木製のものを使うことが多いのですが、木材は水分の影響を受けて腐ってしまうと、固定力の低下から瓦のズレなどを引き起こす恐れがあることは注意が必要です。
一方、樹脂製の瓦桟は、濡れても腐ることがないので、長期間にわたって固定力を維持し、屋根の耐久性を高めることが可能となります。
また、この樹脂製瓦桟には、水抜き溝が付けられていることから、屋根仕上げ材の裏側に雨水が入り込んでも瓦桟の位置で雨水が留りにくくなっていることも注目ポイントです。
瓦桟の施工が完了したら、屋根の仕上げ材となる「ルーガ雅」を搬入し、施工に取り掛かっていきます。
ちなみに、「ルーガ雅」とは、外装材メーカーのケイミューが取り扱う屋根材で、和瓦の風合いを残しつつ軽量化を実現した樹脂繊維混入軽量セメント瓦です。
「ルーガ雅」は、その重量が一般的な陶器平板瓦と比べて約1/2と非常に軽いうえ、素材そのものの強さも兼ね備えた、まさに次世代性能の屋根仕上げ材になります。
なお、次回のブログでは、この屋根葺き替え工事で使用する「ルーガ雅」の魅力について、徹底解説いたしますので、ぜひご覧ください。
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