蓮田市で軒天と雨樋の修繕！経年劣化と自然災害が重なってしまいました。
更新日：2023年5月26日
街の屋根やさん春日部店です♪
今回、壊れてしまった軒天（のきてん）があるとお問い合わせいただきどのように施工させていただいたかご紹介させていただきます！
そもそも、軒天ってなんだろう？という疑問を持った方がいるかもしれません。
軒天の役割としては
・屋根裏の野地盤などが見えないように隠して外見を美しく見せる為。
・火災が起きた時屋根裏まで火が回らないように燃え広がりを防ぐ為。
・屋根裏の内部結露や湿気を防ぐ為に隙間を作り換気をする為。
と、いうものになります。
上記の写真をみていただくと赤丸の部分があるのですが、ここが軒天になります！
軒天は屋根の裏側になるので、経年劣化があっても先延ばしにしてしまいがちなのですが、穴が開いてしまうと害虫の住処になってしまうこともあります・・・。
今回のパターンは経年劣化で弱っていた軒天が、台風の強風ではがれ落ちてしまいました。
他の部分は劣化は少々ありますが、張り替え不要で今回は１枚のみの交換！
それだけで、見た目もきれいになって本来の機能を果たせるようになりました！
実は軒天は何種類かあるので主流の４つを紹介します♪
１つ目は、今回のお宅でつかわれていた木製のベニヤ合板。
べニア板を何層にも重ねた強化板です。30年以上前はこれが主流でした。
２つ目は、消石灰・珪藻土・石綿を練り合わせたケイカル板。
軽量でありながら耐久性・耐火性に優れていて、現在主流となっています。
３つ目は、スラグという鉱物に石膏を混ぜた石膏ボード。
耐火性に優れていますが、主に内装材として使われるのが一般的なものになっています。
４つ目は、ガルバリウム鋼鉄やアルミスパンドなどの金属板。
錆びにくい金属で耐久性・耐火性が高いのので近年軒天材として普及しはじめました。
高いところにあって普段なかなか見ない軒天ですが、どの部分にあるのか、どの種類の板を使っているか、ぜひ皆様もご自宅で探してみて１度チェックしてみてください♪
雨樋が歪んでいる・・・。
とのことだったので、さっそく調査をしたところ歪んでおりました。
赤丸を付けた部分、ここをよくみていただくと、外側に曲がってしまっていました。
どうしてこうなったかというと、「雪」です。
屋根に積もった雪が解けながら落ちてくるのですが、その際に雨樋にあたって外側に曲がってしまったのです。
二次災害が起きる前に修繕しましょう！
歪みも曲がりもなく、まっすぐ綺麗な雨樋になりました♪
これで正常に雨水が排水できますね！！
前のままだと、意図しないところに水が溢れてしまったり、歪んだままだと落下の恐れがありました。
何か起こる前に修繕できてよかったです(*^-^*)
「水の侵入で建物が腐食することを避ける」
ということが役割になっています。
ただ、雨水を流す。というだけではなかったのですね。
屋根で受け止めた雨水、雨樋で直接受け止めた雨水。
上記の赤い矢印や、水色の矢印の先にある穴に流します。
こちらを集水器といいます！
ここに集めて地面に水を排水することで腐食や外壁汚れを防ぐことができます♪
歪みや曲がりがあると腐食や外壁汚れを防ぐことができません。
ご自宅で気になる箇所、見て欲しい箇所などございましたらぜひお気軽にお問合せください(*^-^*)
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