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春日部市 瓦修理！棟瓦にズレ？点検後に取り直し工事を実施
更新日：2025年5月20日
春日部市のみなさま、こんにちは。街の屋根やさん春日部店です
「瓦屋根って丈夫って聞くけど、メンテナンスって必要なんでしょうか？」
そんなお問い合わせを春日部市のお客様からいただいたのが、今回のご相談のきっかけです。
築30年が経過した住宅で、見た目には大きな異常はないように見えましたが、お客様ご自身が「少し歪んでいるような…」という不安を感じておられたとのことでした。
まずは点検と調査のため、現地へお伺いしました。
実際に屋根の点検を行ったところ、次のような劣化が確認されました。◎棟瓦（むねがわら）のズレ◎熨斗瓦（のしがわら）の歪みと固定力の低下◎漆喰の劣化と変色とくに棟部分では、屋根の構造上もっとも雨風の影響を受けやすく、経年によって下地の木材（貫板）や漆喰の劣化が進むと、棟瓦や熨斗瓦のズレを引き起こします。幸い、大きな瓦の落下や雨漏りなどの深刻な被害は出ていませんでしたが、今後の台風や梅雨のシーズンを考えると、早めの対応が必要な状態でした。
非常に耐久性の高い屋根材で、30年、50年と持つことも珍しくない瓦材。
しかし、「瓦そのものが丈夫」だからといって、屋根全体がノーメンテナンスで大丈夫というわけではないのです。瓦を支える下地材（木材）や漆喰は風雨や紫外線の影響を受けて少しずつ劣化し、棟部分のズレや歪み、雨漏りの原因になることがあります。そのため、5～10年に一度は専門業者による点検を受けることが、瓦屋根を長く安全に使うポイントです。
お客様との打ち合わせの結果、棟瓦の「取り直し工事」を実施
今回の調査結果をふまえ、お客様と打ち合わせを重ねた結果、棟瓦の取り直し工事を行うことになりました。
棟瓦の取り直しとは、以下のような工程です。
①既存の棟瓦と熨斗瓦を一度すべて撤去
②古くなった漆喰や木下地も取り除く
③新しい漆喰や耐久性の高い資材で再施工
④熨斗瓦を積み直し、最上部に棟瓦を設置して仕上げ
この工法により、美観と構造の両方を回復させ、今後の風雨にも耐えられる屋根へとリフレッシュします。
こちらは棟瓦（むねがわら）の撤去作業中の様子です。古くなった漆喰や瓦を一度取り外し、下地の状態を確認してから補修・再施工を行います。棟の修理は、雨漏りの予防や屋根の耐久性アップに大切な作業です(^^)/
職人が瓦を一枚ずつ丁寧に取り外しながら、下地の状態もしっかり点検しています。割れていたりズレていたりする瓦はそのままにせず、必要に応じて交換・調整を行います。見えない部分こそ丁寧に、を心がけています(^^)
こちらは撤去した棟瓦を一時的にまとめている様子です。使える瓦は後ほど再利用することもありますので、傷がつかないように丁寧に保管しています。再施工までの間も、屋根の上はきれいに整理整頓されています♪
安全に作業を行うため、まず足場をしっかり設置しています。棟部分には『南蛮漆喰（黒）』を使用し、強度と耐久性を高めました。南蛮漆喰は防水性にも優れており、瓦の接着にも適しています♪
漆喰を詰め直したあと、熨斗瓦（のしかわら）を丁寧に戻していきます。最後に棟瓦をしっかり固定して、棟の補修工事は完了です(^^)/
瓦屋根の方へ！ 全体の歪みがある場合は「葺き直し工事」も視野に
今回は棟部分に限定した取り直し工事で対応できましたが、屋根全体に歪みやズレが生じている場合には「葺き直し（ふきなおし）」工事という方法もあります。葺き直しとは、既存の瓦を一旦すべて取り外し、下地を新しくしてから、再び瓦を丁寧に葺き直す方法です。瓦自体が健全であれば、再利用できるためコストを抑えつつ屋根を刷新できるメリットがあります。棟だけでなく、屋根全体の状態を見極めながら、最適な施工方法をご提案することが大切です。
瓦屋根は「丈夫」と思われがちですが、長く安心して住むためには定期的な点検と必要に応じたメンテナンスが欠かせません。
屋根の上は自分では見えないから不安…
このようなちょっとした「気になる」も、放っておくと将来的に大きな工事が必要になることも。
梅雨入り前のこの時期は特に要注意です！
少しでも気になることがあれば、ぜひお気軽に私たちにご相談ください。
街の屋根やさん春日部店では、点検からお見積もりまで無料で対応しております。
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