松原市にて屋根材の破片が落下した住宅｜年数を経て脆くなっていったスレートは風に煽られると飛散する場合があります
更新日：2025年6月16日
今回現地調査を行った住宅です。
こちらの住宅の屋根材はスレートを使用していました。
スレートは経年で徐々に脆くなり、脆くなった箇所が風に煽られると飛散する場合があります。
スレートの素材はセメントを主原料とした薄い板状の屋根材で軽量で耐久性がありますが、水を吸いやすくコケの発生や割れ・反りが生じやすいというデメリットも持ち合わせています。
適切な補修やメンテナンスを行うことでスレート屋根の寿命を延ばし、安全性を確保することができます。
ひび割れや欠けが小さくても早めの補修が重要です。
放置すると割れ・欠けが進行し、危険な状況になる可能性があります。
ケラバは建物の端にあり外壁よりも突き出ているため、風の影響を大きく受けやすい箇所です。
そのためケラバ付近のスレートへの風の影響が大きく、破損してしまったのでしょう。
ケラバや周辺の屋根材が破損すると屋根の防水性が低下して雨漏りのリスクが高まります。
雨水が屋根の内部に侵入することで建物の構造物や内装に損傷を与える可能性もあるため、補修が必要です。
▶ケラバについて
落下していたスレートの破損箇所です。
大きく割れて、下地の野地板にスレートを固定するための釘が露出していました。
釘で固定した上にスレートを重ねているため通常は見える事はありませんが、スレートが割れてしまうと釘が露出してしまいます。
この状態では、雨水が釘を伝ってルーフィングや野地板に到達し、下地を傷めてしまう原因となってしまいます。
▶スレートの欠けや割れは補修が必要？レベル別補修方法
大きく割れて、下地の野地板にスレートを固定するための釘が露出していました。
釘で固定した上にスレートを重ねているため通常は見える事はありませんが、スレートが割れてしまうと釘が露出してしまいます。
この状態では、雨水が釘を伝ってルーフィングや野地板に到達し、下地を傷めてしまう原因となってしまいます。
▶スレートの欠けや割れは補修が必要？レベル別補修方法
強風や台風で被害を受けやすいのが、屋根の頂点にある棟板金（むねばんきん）です。
棟板金は住宅内部への雨水の侵入を防ぐための重要な役割を担っています。
棟板金が適切に取り付けられているかどうかが屋根の耐久性や防水性に大きく関わるため、定期的な点検やメンテナンスを行うことで屋根の安全性を確保できます。
点検を行いましたが、ビスの浮きや抜け、板金の変形や破損などは見られませんでした。
▶棟板金について
棟板金は住宅内部への雨水の侵入を防ぐための重要な役割を担っています。
棟板金が適切に取り付けられているかどうかが屋根の耐久性や防水性に大きく関わるため、定期的な点検やメンテナンスを行うことで屋根の安全性を確保できます。
点検を行いましたが、ビスの浮きや抜け、板金の変形や破損などは見られませんでした。
▶棟板金について
壁際水切り板金を固定しているビスに浮きがありました。
壁際水切り板金は建物の壁と屋根の取り合い部分に取り付けられる重要な部分で、雨水が壁の隙間に浸入するのを防ぐ役割を果たします。
ビス浮きなどで板金に隙間ができてしまうと雨水が侵入しやすくなり、雨漏りのリスクが高くなります。
防水性を高めるためにビスの打ち替えをご提案します。
▶雨漏りをさせないために、雨水を積極的に誘導して排水させる雨仕舞い
壁際水切り板金は建物の壁と屋根の取り合い部分に取り付けられる重要な部分で、雨水が壁の隙間に浸入するのを防ぐ役割を果たします。
ビス浮きなどで板金に隙間ができてしまうと雨水が侵入しやすくなり、雨漏りのリスクが高くなります。
防水性を高めるためにビスの打ち替えをご提案します。
▶雨漏りをさせないために、雨水を積極的に誘導して排水させる雨仕舞い
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