堺市西区｜雨漏りの起こりやすい谷樋に数箇所穴が空いていました
更新日：2022年10月11日
堺市西区にてお客様より廊下で雨漏りが起こり、雨水がポタポタと落ちてくるので調査に来てほしいとのご連絡を頂き現地調査に伺いました。
かなりの雨水が天井裏に廻っている様子で、早急に原因の特定と工事が必要な状態でした。
雨漏りを放置すると生活面で不快な思いをするだけでなく、カビが発生するとお身体への悪影響や、いずれは天井の木材が腐り落ちる可能性もあります。
➤雨漏り修理・雨漏り改修工事は街の屋根やさんへ
谷樋とは屋根の斜面の先端同士が交わる溝になっている箇所に作る通水路のことで、板金や銅板を敷いて屋根の谷部から雨水が入りこむのを防ぐ役割があります。
屋根の谷部へは多くの雨水が流れ込むので雨漏りが起こりやすい箇所となっております。
こちらの谷樋は銅板が使用されていて、穴が空いている箇所がありました。こちらの穴から大量の雨水が入りこみ、中のルーフィングが劣化していて雨漏りが起こっている可能性があり、全体的にかなり劣化しているので谷樋の交換が必要となります。
➤屋根で最も雨漏りしやすい部分「谷板金」の修理方法
棟の漆喰に多くの劣化や剥がれが見受けられました。
漆喰は瓦と瓦との隙間を埋める役割の他に、葺き土を守る役割も担っております。漆喰が剥がれてしまうと葺き土がむき出しになり、雨水の影響で葺き土が流れ落ちやすくなります。
瓦は寿命が長くメンテナンスフリーと言われておりますが漆喰は劣化していき、漆喰の寿命はおおよそ１５年から２０年程となります。瓦の寿命は種類にもよりますが５０年以上と言われていて、それと比べると寿命が短いので漆喰に限っては定期的なメンテナンスや漆喰の詰め直しが必要となります。
➤傷んだ漆喰の詰め直し、棟瓦の取り直しで瓦屋根を健全に保つ
棟瓦は本来真っすぐでなければいけないのですが、若干の歪みがありました。
漆喰の剥がれが多い状態で、多くの葺き土が流れ落ちるとひどい場合は棟瓦が崩れ落ちる場合もあります。
すぐにでも崩れそうなほどの深刻な棟の歪みではないのですが、今後の事を考えると漆喰詰め直しのついでに『棟の積み直し』も行った方がいいかもしれません。
※『棟の積み直し』とは既存の棟瓦を一度解体して漆喰も含めて１から棟を作り直す工事のことです。
ラバーロック工法とは、瓦のズレを防止する為に瓦同士をコーキングで固定する工法の事です。
正しい施工をすればズレ防止の効果はしっかりと発揮でき、地震や台風には強くなるのですが、誤った工法で施工をすると施工不良が起こることもあり、雨漏りを誘発してしまう場合もあります。
こちらの瓦はコーキングが劣化して切れていたり、全ての瓦ではないのですが瓦の四方を全てコーキングで固めている誤った施工方法を行っている箇所もありました。
屋根内部への雨水の侵入は完全に防ぐことは難しく、必ず瓦と瓦の間には雨水を抜けさせる隙間がなければなりません。
誤った施工方法をしている箇所は瓦の葺き直し行った方がいいかと思われます。
➤地震と強風に強くなる!?瓦屋根のラバーロック工法のメリットとデメリット
外壁も劣化していて、触ると白い粉が着くチョーキング現象や塗膜が剥がれている箇所がありました。
外壁塗装は使用した材料や建物の立地条件のもよりますが、おおよそ１５年程といわれております。
チョーキング現象や塗膜の剥がれ等、劣化しているのが見て取れるので、外壁塗装のご提案もさせていただきます。
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