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岩出市の平屋で鬼瓦の漆喰が剥がれて落下しそうになっていました!
更新日:2023年5月24日
鬼瓦(おにがわら)とは装飾瓦の総称の事を言い、実際に鬼の形をしたものもあります。
鬼瓦は棟瓦の先の部分にあり、棟瓦と鬼瓦の取合いに漆喰が詰められています。
漆喰(しっくい)が剥がれていると、瓦同士の継ぎ目から雨水が侵入したり、鬼瓦の固定力が低下し、最悪の場合鬼瓦が落下する可能性もあります(>_<)≪関連記事≫
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傷んだ漆喰の詰め直し、棟瓦の取り直しで瓦屋根を健全に保つ
岩出市在住N様邸の屋根に上って調査すると、
鬼瓦に詰められている漆喰が剥がれて鬼瓦がズレている所がありました(>_<)
このまま放置し続けると、落下する危険があります!
また鬼瓦以外にも、下り棟と稚児棟(ちごむね)の取合いに詰められている漆喰も劣化し、
剥がれてきていました!
稚児棟とは、降り棟の先が二段になっている時の短い棟のことを言います。
棟瓦の一番上に積まれている冠瓦(かんむりがわら)や
風切丸(かざきりまる)と呼ばれる瓦の表面が割れて剥がれていました。
和瓦の表面が割れて剥がれる事を「凍て割れ」と言います。瓦は気温が下がった時に、瓦に含まれる微量の水分が凍結し、
気温が上がった時に凍結した水分が溶けて元の状態に戻ります。
この
凍結⇔解凍を繰り返しているときに、水分の体積が膨張して瓦の表面が割れる事があります。
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現場調査では鬼瓦以外にも屋根全体の調査も行いました。
棟瓦や屋根面に葺かれている瓦《桟瓦-さんがわら-》は特に問題はありませんでした!
現場調査の結果、劣化して剥がれた漆喰を詰め直す提案をしました
岩出市在住N様邸で現場調査を行った結果、漆喰を詰め直す提案をしました。
古い漆喰を残したまま漆喰を詰めると、古い漆喰と一緒に剥がれてしまいますので、
劣化して残っている漆喰を丁寧に剥がしてから、新しく漆喰を詰め直します。
次回は漆喰を詰め直す工事についてご紹介します。
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