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大津町にて瓦屋根下地の劣化で雨漏りが起り屋根補修工事を行った
更新日:2023年7月20日
菊池郡大津町にて雨漏り被害のご相談を受け、現地調査に伺いました。
建物詳細 築100年 木造2階建て住宅
屋根種類 和瓦、コンクリート瓦併用
相談内容
天井から雨漏りが起こって困っている。
築100年の歴史がある住宅の調査を行います。
屋根を拝見すると和瓦とコンクリート瓦が併用されていました。
和瓦にはズレや歪みが発生している箇所が多く見られました。
このように瓦がズレていると隙間ができ、そこから雨水が侵入して雨漏りに繋がってしまいます。
コンクリート瓦はズレによる大きな隙間を発見しました!
これだけ隙間があると、イタチなどの小動物が入って住み着く可能性もあります。
また、小さな地震でも瓦が落下する危険がある為、一刻も早い工事をオススメします。
こちらのお家は長年屋根のメンテナンスを行っていないとのことで、
恐らく下地材が経年劣化し、瓦をしっかり固定できずズレが発生したのだと考えられます。
また、隅棟の漆喰にも劣化箇所が見られました。
今回は
経年劣化が考えられる【屋根下地補修】【瓦葺き戻し工事】【隅棟取り直し】
をご提案させていただきました。
お客様に屋根の状態と原因、工事内容をご説明し、御見積書を提出しました。
後日、お客様より依頼をいただきましたので、工事を行いました。
まずは歪みが発生している箇所の既存瓦を撤去します!
瓦を外してみると、やはり下地材である桟木(さんぎ)が劣化して、ほとんど形を成していませんでした。
通常であればこちらに瓦を固定させるのですが、これでは固定できずズレてしまいますよね。
こちらも撤去して綺麗に清掃します。
新しい野地板に張り替えます。
薄い板を張り合わせた耐水性のある構造用合板を使用します。
野地板の上に防水紙を張っていきます。
屋根において雨漏りを防ぐのに一番重要なのがこの防水紙で、ルーフィングとも呼ばれます。
こちらは『モラサン』というゴムアスファルトルーフィングの防水紙です。
改良アスファルト添加して弾力性もある為、固定するステープルを打ち込んだ僅かな穴も塞ぎます。
まさに『モラサン』の名の通り、雨水を漏らさない高性能な商品なのです。
▶防水紙の重要性
※ステープル(タッカー)とは下葺き材(防水紙など)を施工する際にホッチキス針を打ち込み固定する為の道具
防水紙の上に桟木を置いていきます。
桟木は瓦桟(かわらざん)とも言い、瓦をひっかけて固定する為の細長い棒の事です。
ウォーターホールを施した桟木を設置していきます。
ウォーターホールとは、桟木に開けた小さな穴の事です。
桟木は横方向に取り付けている為、雨が屋根の中に入ると桟木に雨水が溜まってしまいます。
小さな穴を開けて水の通り道を作る事で、屋根内に水が入っても下に流れていくようになるのです
一旦取り外した隅棟を積み直して漆喰を詰めます
今回は漆喰の劣化が見られた為、屋根下地の補修と一緒に隅棟を取り外して漆喰の詰め直しも行いました。
漆喰には瓦同士を固定させ、隙間を埋めて内部に雨水が入るのを防ぐ役割があります。
漆喰が劣化した状態で放置していると雨漏りに繋がるだけでなく、剥がれた漆喰の落下や、瓦の固定力が弱まり瓦自体が動きやすくズレる原因にもなってしまいます。
瓦が動きやすくなると台風や地震時に落下する可能性があり、大変危険です!
一旦撤去した既存の瓦を並べ直し、全ての工事が完了しました。
瓦屋根の下地を新しくした事で雨漏りも解消され、歪んでいた瓦も綺麗になりました。
屋根はどれだけ瓦をきれいに並べても、いずれどこかから雨水は侵入してしまいます。
ですが、雨水が入った時の対策を何重にも行っていれば、雨漏りしにくい屋根を作る事ができるのです。
『何年も屋根のメンテナンスをしていない』 『雨漏りが起こっている』
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail yane-kumamoto@dune.ocn.ne.jp
くまさんホーム株式会社
〒861-2234
熊本県上益城郡益城町古閑88−8


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