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熊本市中央区 明かり窓のガラスが熱割れ現象でひび割れし板金塞ぎ工事と交換工事の2通りをご提案|熱割れの原因や明かり窓のメンテナンス・火災保険の適用についても解説
更新日:2024年7月22日
こんにちは、街の屋根やさん熊本店です。
本日は
熊本市中央区にて明かり窓(天窓)のひび割れのご相談があり、現地調査を行った様子をご紹介します。
地震の揺れでペアガラスの内側にひび割れが入っており、あまり使用していない部屋という事で板金塞ぎ工事と明かり窓交換の2通りでお見積りを行いました。
記事内では天窓の熱割れ現象について解説し、メンテナンス方法や保険適用の可能性についてもお伝えいたします。
今回は屋根に取り付けられている明かり窓(天窓)のご相談です。
こちらの住宅は隣の敷地に梯子を置かないと屋根に上る事ができない為、室内側から点検を行いました。
こちらがひび割れている2階の明かり窓です。
斜めに1本のひび割れが入っています。
よく見ると、ペアガラスの内側だけが割れていると分かります。
内側が割れているという事は、外部から何かが当たった割れではありません。
また、窓枠から1本のひび割れが入っています。
このことから、明かり窓が割れた原因は「熱割れ現象」ではないかと考えられます。
熱割れとは、ガラスが急激な温度変化によって膨張と収縮を繰り返し、その応力に耐えきれずに割れてしまう現象です。
特に天窓の場合、日光の直射を受けやすく、内部と外部の温度差、またサッシ内とガラス中央の温度差が大きくなるため、熱割れが発生しやすくなります。
1. 温度差
- 局所的な温度変化:天窓のガラスの一部が太陽光に直接さらされて急激に温度が上昇し、他の部分が比較的冷えたままの状態になると、ガラス内部で温度差が生じます。この温度差により、ガラス内に応力が発生し、割れが生じることがあります。
2. ガラスの種類と品質
- 未強化ガラス:普通のガラス(未強化ガラス)は、熱膨張による応力に対して脆弱です。強化ガラスや熱強化ガラスは、熱応力に対する耐性が高く、熱割れのリスクが低くなります。
- ガラスの欠陥:製造過程でガラスに微細な傷や気泡などの欠陥があると、その部分が応力の集中点となり、割れやすくなります。
- 網入りガラス:網入りガラスには金属製のワイヤーが内蔵されており、ガラスと金属の熱膨張率が異なります。ガラスとワイヤーの膨張率の差により、温度変化が生じるとガラス内部に不均一な応力が発生しやすくなり、割れの原因となります。
3. 施工不良
- ガラスの端部処理:ガラスの端部が適切に処理されていない場合、応力が集中しやすくなります。例えば、ガラスの端がフレームに密着しすぎていると、熱膨張による応力が逃げ場を失い、割れの原因となります。
- 不適切な取り付け:ガラスがフレーム内で自由に動けない状態で取り付けられていると、温度変化による膨張や収縮が抑制され、応力が蓄積して割れにつながります。
4. 外部要因
- 気象条件:急激な気温の変化や、特に寒冷地での冷え込みなども天窓ガラスに大きな温度差を生じさせ、熱割れのリスクを高めます。
- 日射角度:特定の角度で太陽光が直接当たると、ガラスの一部が急激に加熱され、他の部分との温度差が大きくなることがあります。
5. 内部要因
- 建物内部の温度管理:天窓のある部屋の温度管理が適切でない場合、内部と外部の温度差が大きくなることがあり、これがガラスに応力を与えます。
明かり窓のひび割れを放っておくと、様々な二次被害に繋がります。
気密性の低下
明かり窓のひび割れが大きくなると、窓からの気密性が損なわれ、外部からの風や雨水が室内に侵入する可能性があります。
これにより、室内の温度や湿度が不安定になり、快適な居住環境が損なわれる恐れがあります。
安全性低下
ひび割れた窓ガラスは安全性にも問題があります。窓ガラスが破損しやすくなり、ケガのリスクが高まります。
ひび割れた窓は美観を損なうだけでなく、経年劣化や劣化したシーリングによる雨漏りの原因となる可能性もあります。
そのため、明かり窓がひび割れした場合は、早めに修理や交換を検討することが重要です。
明かり窓修理で板金塞ぎ工事とガラス交換工事をご提案
現地調査で明かり窓を確認すると、ペアガラスの内側が割れており、物理的な衝撃によるものではなく、熱割れ現象で割れたと推測されました。
こちらの明かり窓がある部屋はあまり使われていない為、塞いでしまってもいいという事でした。
その為、お客様とお話合いの上、明かり窓に板金塞ぎ工事と交換工事の2通りで工事のお見積りを行いました。
明かり窓板金塞ぎ工事
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- メリット: コストを抑えられる、短期間で施工可能、明かり窓の使用を停止することで熱割れの再発リスクを完全に排除。
- デメリット: 明かり窓の機能を失うため、自然光の取り込みがなくなる。
【参考】天窓板金塞ぎ工事を行った現場
明かり窓交換工事
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- メリット: 新しい明かり窓を設置することで、自然光を再び取り込むことが可能、最新の耐熱ガラスや断熱素材を使用することで熱割れのリスクを軽減。
- デメリット: コストが高くなる、工事期間が長くなる可能性がある。
【参考】天窓交換工事を行った現場
後日お客様にお見積り書を提出し、今回はペアガラスの交換工事でご依頼をいただきました。
明かり窓を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが重要です。以下のポイントに注意してください。
- 定期清掃:ガラス表面の汚れを定期的に清掃し、ガラスの劣化を防ぎます。
- シーリングの確認:隙間を埋めているシーリング材が劣化している場合、交換することで水漏れや断熱性の低下を防ぎます。
- 断熱材の点検:断熱材が適切に配置されているか定期的に確認し、必要に応じて補強します。
- ガラスの点検:割れやヒビがないか定期的にチェックし、早期に対処することで大きな被害を防ぎます。
いずれも高所作業を伴う為、ご自身では屋根に上らず、屋根工事専門店にご依頼される事をおススメします。
【参考】天窓の交換、メンテナンスで雨漏りなどのお困り事を全て解決致します!
明かり窓のひび割れが起きた場合、火災保険が使えるケースがあります。
具体的には、強風や落雷などの自然災害や、窓に何かが衝突して割れが発生した場合、また今回のような熱割れも対象となるケースがあります。
保険金の給付を受けるためには、修理見積書や被害状況の詳細な説明が必要となります。
保険会社の判断が重要となるため、申請時にはしっかりとした書類や説明を用意することがポイントです。
窓のひび割れによる修理費用がどの程度かかるのかを修理業者に見積もってもらい、被害写真と工事見積り書を保険会社に提出することで保険金の給付を受けることができます。
※保険会社や契約により補償内容は異なる為、詳しくは契約書をご確認ください。
当店では火災保険を適用した工事も行っております。
明かり窓(天窓)の修理やメンテナンスについてのご相談は、街の屋根やさん熊本店までお気軽にお問い合わせください。
【最新版】火災保険が適用される屋根工事
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