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熊本市北区で外壁サイディングの浮きにより雨漏り・シロアリ被害・軒天剥がれなど二次被害が発生|外壁サイディングの劣化対策とメンテナンス方法について解説します
更新日:2024年7月1日
こんにちは、街の屋根やさん熊本店です。
今回は
熊本市北区にて雨漏りやシロアリ被害がある住宅の現地調査を行いました。
外壁サイディングが浮いた所から雨水が侵入し、室内の雨漏りやシロアリ被害、軒天の剥がれなどの二次被害に繋がっていました。サイディングは国内で最も一般的な外壁材料で耐久性に優れた素材ですが、劣化すると雨漏りなど様々な二次被害の原因になります。
外壁サイディング劣化の兆候や対策について詳しく知り、外壁の美しさと耐久性を守りましょう。
今回は築29年の住宅で雨漏りやシロアリのご相談をいただきました。
雨漏りだけでなく、シロアリ被害も受けているという事です。
まずは被害を受けている住宅内部を見せていただきました。
縁側の天井板や壁に雨漏り被害が見られました。天井板が水濡れで下がってしまい、壁にもかなり被害を受けています。
ここまで被害が進むと、見た目だけの問題だけではなく、耐久性の面でも心配です。
また、
雨漏りが起きている床材にはシロアリ被害も受けていました。シロアリは湿気を含んだ柔らかい木材を好むため、
雨漏りした住宅はシロアリ被害を受けやすくなります。シロアリに木材を食われると、建物の耐久性や強度にも悪影響を及ぼします。
この状態では床が抜ける可能性もあり、大変危険です。
【参考】シロアリ被害でボロボロになっていた玄関戸枠を交換した現場
コロニアルには全体的に色褪せが見られ、欠けている所もありました。コロニアルなどのスレート屋根には防水性がない為、表面に塗装を行って防水性を保っています。
しかし、
塗膜が経年劣化で劣化すると、水が染み込みやすくなり、ひび割れや欠け、反りが起きやすくなります。こちらの欠けやひび割れが今回の雨漏りの原因になっているかは分かりませんが、雨漏りが起きやすくなっているのは確かです。
雨漏りの原因を特定する為、外壁サイディングも点検します。
外壁サイディングとは、建物の外壁を覆うための仕上げ材です。
日本の住宅で最も一般的な外壁材料の一つであり、国内の70%以上の住宅で使用されている普及率の高い資材です。
さまざまな素材から作られており、窯業系、樹脂系、金属、木質系などがあります。特に窯業系サイディングは、セメントと繊維質原料を混合して形成された外壁材で、厚みや形状も様々です。
耐久性が高く、20年から30年程度の耐用年数が期待できます。
サイディング外壁は、外壁の工事や塗り替え時にも利用され、その耐久性やデザインの豊富さから多くの方に支持されています。
サイディングを固定している釘が浮き、サイディング自体が浮いている所がありました。
サイディングの固定方法は、内部で金具で引っ掛ける方法と、外から釘打ちを行う方法の2通りがあります。
こちらは釘留めで固定している為、釘が抜けてサイディングボードも浮いてしまったようです。
雨漏りはこういった隙間から発生していると考えられます。
外壁サイディングの劣化の原因には、主に紫外線や雨風などの外部要因が挙げられます。
紫外線や雨風に長年晒され続ける事で、外壁の表面が劣化し色褪せや苔や藻、釘浮きなどの劣化症状が生じます。
特に窯業系サイディングでは、シーリング部分の劣化も注意が必要です。
シーリングはサイディング同士の継ぎ目の防水で使われる材料であり、劣化するとひび割れや剥がれが生じます。
コーキングの劣化が放置されると、漏水やサイディングの剥がれなどの問題が引き起こされる可能性があります。
外壁サイディングの劣化を防ぐためには、定期的なメンテナンスや必要に応じた張り替え工事などが重要です。
実際にこちらのサイディングでも釘の浮きやシーリング割れが見られました。シーリングは10年程度で硬くなってひび割れや剥がれが起きる為、通常は外壁塗装のタイミングで打ち替えを行います。
しかし、こちらの住宅ではこれまで外壁塗装を行われたことがなく、シーリングも新築当時から打ち替えた事がないそうです。
【参考】玉名市で外壁目地シーリング打ち替えを行った現場
サイディングの剥がれ周辺にも隙間が開いていました。これらは室内の雨漏りやシロアリ被害を受けた所のちょうど外部ですので、
こちらの隙間からシロアリが侵入したと考えられます。
サイディングが劣化しているサインとメンテナンス方法
1.色褪せ・チョーキング現象 | | サイディングパネルに色褪せやチョーキング(触ると粉が付く現象)は、サイディング表面の塗料が劣化し始めているサインです。 劣化症状としては軽度ですが、劣化サインが出始めたタイミングで塗装メンテナンスを行う事で、被害を最小限に抑えられます。 |
2.カビ・苔・汚れの付着 | | 初めは水はけが良かったサイディングも、塗膜の劣化により水はけが悪くなり、カビや苔・汚れが付着しやすくなります。 塗膜の防水性が下がっているサインですので、ひび割れや雨漏りに繋がる前に塗装を検討しましょう。 |
3.シーリングの劣化 | | 目地シーリングにはサイディング同士の隙間を埋めて防水する役割があります。 紫外線や経年劣化でひび割れ・剥がれが起きると漏水の原因になる為、定期的に打ち替えの必要があります。 |
4.釘浮き | | サイディングを固定する釘が浮くと、サイディング自体も剥がれや浮きが起きる原因になります。 ここまで劣化が進むと内部にも被害が進行している可能性が高い為、塗装では改善しないケースもあります。 外壁の張り替えなどを検討する方がいいでしょう。 |
5.サイディングの割れ・剥がれ・反り | | 上記の症状を放っておくことで、サイディングパネルに水が染み込み、割れや剥がれが起きます。 ここまで行くと補修のみでは根本的に解決できない為、外壁張り替えを行う必要があります。 |
外壁サイディングは、浮きや反りが出る前に塗膜保護を行う事が重要です。塗料や立地条件にもよりますが、
10~15年を目安に外壁塗装を行うのがおススメです。
メンテナンス周期に関わらず、上記のようなトラブルが発生した場合にはその都度補修を行いましょう。
サイディングの劣化が進行している場合は、張り替え工事や外壁カバー工事も検討する必要があります。
【参考】季節別・築年数別知っておくべき住まいのメンテナンスサイクル完全版
熊本市北区にて雨漏りとシロアリ被害がある住宅の現地調査が完了しました。
外壁のサイディングにはかなり劣化症状が見られましたが、お客様とお話合いの上、なるべく費用を抑えた工事をご提案しました。
雨漏りは屋根だけでなく外壁からも発生します!適切にメンテナンスを行いましょう
サイディングの外壁は経年劣化すると様々な不具合が発生し、雨漏りが起きる原因になります。
当店では状況や原因に関わらず、雨漏りの調査・修理を行っております。
「雨漏りの原因が分からない」「外壁に劣化症状がある」という場合は、街の屋根やさん熊本店までぜひお気軽にご相談くださいね。
【参考】雨漏り修理・雨漏り改修工事は街の屋根やさんへ
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E-Mail yane-kumamoto@dune.ocn.ne.jp
くまさんホーム株式会社
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熊本県上益城郡益城町古閑88−8
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