新潟市西区にて散水試験にて雨漏り調査をしてきました
更新日：2021年5月27日
本日は、新潟は晴天。散水試験には絶好の天気。
「散水試験」とは、雨漏りの際にどこが原因で雨漏りしているのかを確認する為に怪しいとされる場所に強制また、人為的に水を浸入させる試験の事を言います。
今回の場合は、外壁が施工されていて内部への雨漏りは確認できましたが、外部から直接雨漏りと指摘する場所が多く、原因究明のために散水試験を行い、お客様と確認を行い最善な修繕の形をご提案する為行いました。
写真のように水をお借りして散水試験を行います。
まずは一番怪しいとされる窓右上の下屋根との取り合いがある部分へ強制的に水をかけてみます。
手作業で試験を行い、その後テープや紐を使用し固定して内部の確認に行きます。
1、2分水をかけていると内部に徐々に水が出てきました。
こちらが、今回雨漏りが確認された場所です。（赤丸の部分）
他の部分に比べ、少し色が濃くなっている部分が触ると湿っています。また、階段部分にも水が出てきました。
相当量な雨漏りはなぜ起きたのでしょうか…
それは、剥がして確認していない為断定はできませんが「防水紙の施工」に影響があるのでは、と予想しています。
今回は、シーリング等に頼らない為にも一度外壁を窓廻り部分すべて剥がしてから防水紙や様々な止状況を確認し対処します。
防水紙の施工…？？となりますよね。
住まいの構造として（在来軸組工法の場合）柱-防水紙-通気層-外壁材の順番に施工されています。
窓などの柱や外壁面より外に出ている部分は、突起物となる為止水の為なんらかの処置を行わないと外壁材やシーリング材の劣化と共に内部へ雨水等が浸入した場合水が地面までたどり着く前に突起物などの場所から内部に浸入し構造体や内部の造作材に被害を及ぼします。
これは、施工の質の問題とも言えるでしょう。
こちらは築年数20年近くのお住まいですが、築浅住宅でも同じ問題は起こる可能性がないわけではありません。
少しでも思い当たる場所がある際は、瑕疵保険にて対応できる年数には限りがあります（10年）その為、すぐにでも調査をしなければ実費にて負担し修繕を行わなければいけません。
気づいたらすぐにでもお電話ください。駆け付けます。
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