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福山市でエフロレッセンス(白華現象)が起きたセメント瓦の調査
更新日:2023年4月7日
「屋根の瓦が古くなってきた」
「瓦が変色しているけどなぜ?」
こんなお悩みをお持ちの方、こちらの現場ブログをぜひご覧ください。
古くなってきた瓦屋根についての調査の様子を紹介いたします。
福山市にお住まいのお客様より、ご自宅の瓦屋根の不安についてご相談をいただきました。
こちらが屋根調査を行う福山市のお客様のご自宅です。
屋根の種類は
『瓦屋根』です。この瓦屋根にご心配事があるようでした。
お客様にお話をお伺いすると、
「瓦ももう古いし、飛んでしまいそうで心配なんです。今後も長く安心して住めるようにしたいので、一度見てみてください。」とのことでした。
約40年ほど経過されているようで、遠目から見た感じでも瓦の変色がわかるようでした。
屋根点検やメンテナンスをしないままでいると、雨漏りや瓦の落下などの被害が出るかもしれません。お客様のお悩みを解消するためにも、瓦屋根に不具合はないか、不具合があるとしたらどんなメンテナンス方法が最適なのかを調べていきたいと思います。
参考記事街の屋根やさんの無料点検でお住まい全体の不安も解消!
瓦屋根は様々な種類の瓦によって構成されています。
ご自宅の屋根に瓦が使用されている方は、一部ですがご参考ください。
鬼瓦(おにがわら)
屋根の端などに設置される瓦で、厄除けや装飾の他、屋根材に雨水が侵入するのを防ぐ役割もあります。
名前の通り鬼の形をした瓦もありますが、雲や七福神など様々なデザインがあります。
冠瓦(かんむりがわら)
棟の一番高い部分に設置する円型の瓦です。
のし瓦の上に設置する瓦で、別名雁振瓦(かんぶりがわら)ともいいます。
雨仕舞の役割があり、平たいものは伏間瓦(ふすまがわら)、円型や山形の背が高いものを冠瓦と呼んで区別するのが一般的です。
熨斗瓦(のしがわら)
屋根の頂上にある棟瓦の下に重ねる瓦のことをのし瓦といいます。
のし瓦は水切りや雨避けの役割があり、複数ののし瓦をわざとずらして重ねることで、屋根内部に雨水が侵入することを防ぎます。
桟瓦(さんがわら)
波型が特徴的な桟瓦は、瓦屋根の中で最も多く使われる瓦です。
野地板の上に設置した「桟木」にひっかけて屋根を施工しており、割れなど不具合がある瓦を1枚単位で交換できるようになっています。
参考記事瓦屋根の構造
<茶色や白色の付着物が見られるセメント瓦>
<傷みの激しい防水紙>
瓦屋根の症状を詳しく見ていきます。
こちらの瓦は約40年ほど使用されているようです。
写真でもパッとみて分かる通り、瓦には茶色や白色のものがかなり広範囲に付着していました。
そして、瓦の下の防水紙は破れたりと
傷みが激しいことが分かります。
下地がみえている箇所もあり、防水紙の役割を果たせていません。
<エフロレッセンス(白華現象)が発生しているセメント瓦>
セメント瓦の付着物は茶色のコケや白色のエフロレッセンス(白華現象)が発生したものと考えられます。
瓦屋根全体にその現象が起きていましたが、冠瓦と熨斗瓦の間は特に激しく劣化していました。
苔が発生しているということは、塗膜が劣化して
セメント瓦の水切れが悪くなったり、雨水を吸い込んでしまっているということが分かります。
コケの生える場所や特徴についてはこちらをご覧ください。
エフロレッセンス(白華現象)の発生は、
瓦の強度が低下していることを示しています。
強度が落ちてしまうことにより、
軽い衝撃で瓦が割れてしまうこともあります。
『
エフロレッセンス』
は、セメント瓦の内部に浸透した水分が蒸発する際に、
石灰分などの可溶成分が表面に染み出して固まることで起こります。
水が浸透していくとセメントの成分でカルシウムが流出していくため、表面のざらつきが起こるのです。
エフロレッセンス(白華現象)が起きている
||
セメントの成分が流出している
||
瓦の強度が低下している
ということになります。
また、エフロレッセンスの外観は白い花が咲いている様にも見えるため、
『白華』や
『白華現象』などとも呼ばれています。
【瓦屋根の症状】▲セメント瓦に苔やエフロレッセンスが発生している▲瓦の下の防水紙がひどく劣化している40年ほど経過していることもあり、屋根材自体が寿命を迎えてしまっているため、これから先のことを考えると瓦塗装工事では不安が残ったままになります。
そのため、お客様に『瓦屋根葺き替え工事』の提案をさせていただきました。
長い目で見ると、瓦だけの補修より屋根葺き替えのほうがコストがかからない可能性が高いのです。
【工事の提案内容】□瓦屋根葺き替え工事(下地・防水紙・瓦を新しく交換する工事)
お客様に工事費用や内容、工事期間など詳しく記載した御見積書を提出いたします。
瓦屋根のメンテナンス方法は様々あります。
ちょっとした補修で治まる場合や塗装工事を必要とする場合、屋根葺き替え工事をしなければならない場合と症状によってその方法が異なります。
屋根調査をすることにより、どのような工事内容が一番最適かわかります。
屋根の不具合にお悩みの方は、ぜひ街の屋根やさん福山店の無料調査をご活用ください。
▽街の屋根やさん福山店お問い合わせ▽電話番号:0120-886-332〔9:00~18:00受付〕メールからのご相談はコチラ〔24時間受付〕
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