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尾道市にて住宅の防水工事を行いました|防水工事4種を比較!
更新日:2023年3月28日
前回、尾道市で防水工事前の雨漏り調査に伺いましたお客様のご希望により
住宅屋上の床を全面、『ウレタン防水の防水工事』をすることとなりました。
↓↓前回の防水工事前の雨漏り調査の様子はこちら↓↓
尾道市のお客様の住宅はウレタン防水の防水工事をさせて頂くことになりましたが、
防水工事にはウレタン防水の他にも種類があるのをご存知でしょうか。
今回、尾道市のウレタン防水の防水工事の様子と
防水工事の種類や特徴を合わせて解説いたします!
【この記事を読んで分かること】
・防水工事の種類や特徴
・ウレタン防水の特徴
・実際のウレタン防水工事の過程
一般的によくされる防水工事にはウレタン防水・FRP防水・シート防水・アスファルト防水があります。
ウレタン防水
◆床面にウレタン樹脂を塗り上げる工事。厚みを作ることで防水効果を発揮させる◆
特徴:複雑な形状にも施工可能
工法:密着工法・通気緩衝工法
施行箇所:一戸建てのベランダ(密着工法の場合)
バルコニー、陸屋根、雨漏りしている箇所(通気緩衝工法の場合)
耐用年数:8~10年程
コスト:安価
FRP防水
◆ポリエステル樹脂をガラス繊維で補強する工法◆
特徴:軽量で、頑丈であり衝撃に強い。耐久性・防水性に優れている。
工法: -
施行箇所:一戸建ての屋上、ベランダ
耐用年数:10~12年程度
コスト:高価
シート防水
◆床面にゴムや塩化ビニールでできたシートを接着剤や専用の金物で固定する方法◆
特徴:防水材を乾燥させる時間がいらない。広い面積を一気に出来るためコストや工期を短縮できる
工法:塩ビシート防水・ゴムシート防水
施行箇所:ビルや商業施設の屋上、アパートマンションの共用部
耐用年数:10~15年程度
コスト:安価
アスファルト防水
◆合成繊維不織布にアスファルトをコーティングしたルーフィングと呼ばれる材料を貼り重ねる工事◆
特徴:耐久性・水密性・耐荷重性に優れている
工法:トーチ工法・熱工法・常温工法
施行箇所:ビルやマンションの大規模建築
耐用年数:15~25年程度
コスト:高価
ウレタン防水とは液体状のウレタン樹脂を塗り、防水層を作る工法です。
ウレタンは台所用スポンジやクッションなどにも使われ、身近なものとなっています。
◆メリット◆
①継ぎ目がない仕上がり
塗料を塗るウレタン防水は仕上がりに継ぎ目がありません。
そのため、シートが剥がれるかも、施工不良等による隙間から
雨漏りを起こすかもといった心配がありません。
②施工に凹凸が関係ない
液状の樹脂を塗りつけるウレタン防水は、切って貼ってという作業がありません。
凹凸部分には塗料を塗ればよいだけなので、段差や複雑な形状も施工可能です。
③軽量
防水層が軽量のため、建物に負担をかけません。
④メンテナンスが比較的安価
ウレタン防水は施工後、表面保護のためにトップコートを塗布しています。
このトップコートは5年程度で塗り替える必要がありますが、
その分ウレタン防水で形成した防水層は 傷みにくくなるため、
このメンテナンスにより15年程度は問題なく生活することができます。
⑤重ね塗りができる
シート防水の場合は経年劣化によって剥がれやめくれを起こしてしまうこともあります。
そうなると、そのシートを剥がして施工しないといけないため、
手間も費用もかかります。しかしウレタン防水は塗料のため表面を高圧洗浄等で
綺麗にしさえすれば重ね塗りをすることが可能です。
材料の処分費用も発生しないためエコなメンテナンスができます。
◆デメリット◆
①施工において難易度が高い
ウレタン防水は職人が塗料を手作業で塗っていきます。
均一に仕上げるには熟練の技術が必要です。
平滑に仕上げられなかった場合、雨水が排水口に流れない・水たまりができる、
薄く塗った箇所からの雨漏りを起こしてしまうため、
塗料を塗る=簡単ではないということがいえます。
②乾燥が遅い
ウレタン樹脂は施工後の乾燥に時間がかかるため、行程に余裕をもつ必要があります。
◆耐用年数◆
8~10年程度(メンテナンスによる)
◆メンテナンス頻度◆
5~6年ごとにトップコートの塗り直し
◆仕上がり◆
弾力性のある床。繋ぎ目のない仕上がり。
◆工法◆
◎密着工法
戸建住宅のベランダなどの狭い部分に向く
◎通気緩衝工法
広い屋上や、雨漏りしている面の改善に向く
用途・目的・施工箇所を選ばないウレタン防水ですが、施工方法には密着工法と通気緩衝工法の
2種類があり、劣化状態によって防水方法を決めることをおすすめします。
密着工法と通気緩衝工法の違いを簡単にご紹介します。
◎密着工法
ウレタンを下地に直接塗る工法です。
新築や劣化の程度が軽い場合に使用します。
比較的早く施工できるため工期も短く費用も安価です。
しかし、下地に密着している分、下地の影響を大きく受け、
防水層にひび割れが生じる可能性もあります。
下地と密着させない防水方法です。
その分、下地の影響も受けにくいため水分が残っている下地にも
施工することが可能です。
特徴的なのは下地に通気緩衝シートと呼ばれる無数の穴があいたシートを貼り
密着を防ぐこと、そして通気緩衝シート部分に溜まる水蒸気を
脱気盤・脱気筒から排出することで防水層の膨れを防ぐことです。
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そして、今回尾道市でのウレタン防水の防水工事は
▲屋上の面積が広いこと
▲屋上から下の階へ雨漏りをしていること
▲築年数が15~20年経っていること から
通気緩衝工法を用いたウレタン防水を採用致しました。
今回行なうウレタン防水の防水工事の工程はこちらです。
それでは尾道市のウレタン防水の防水工事を見ていきましょう!
防水工事に入る前の様子です。
パッと見は雨漏りの原因があるようにみえません。
床に大きな切れ目があったり、隅には何箇所も穴があいていました。
今回の工事でしっかりと防水をしていきましょう。
平場といわれる床の部分の古い塩ビシートを全て剥がしていきます。
ドレン(排水口)の金物も古いため、新しいものに取り替えます。
今回は、古い塩ビシートを剥がすと同時に金物を取りました。
平場の古い塩ビシートを全て剥がしました。
そして、プライマー処理(密着性を高める下塗り)を施します。
プライマー処理をした後、通気緩衝シートを敷きます。
そして、シートの一部を切り抜き、脱気筒を取り付けます。
前述した通り、工程は
下地⇒プライマー処理⇒通気緩衝シート⇒脱気筒
⇒ウレタン1層目⇒ウレタン2層目⇒トップコート
という順番になります。
この通気緩衝シートがあることによって、下地に含まれた水分は一時的にシートに溜まります。
そして、取り付けた脱気筒から、その水分が逃げていきます。
脱気筒のおかげで、ウレタンの膨れを防ぐことができ、防水が長持ちします!
通気緩衝シートの上からウレタンを塗布します。
一回目を塗布した後、もう一度塗布します。
きれいな仕上がりになりました。
職人の技術と経験の高さがみられます。
最後に表面を保護するトップコートを塗布し、防水工事完了です
これで、下の階への雨漏りの心配もなくなり、快適に過ごすことができます。
そして、見た目もガラッとかわり綺麗になったことから、
「全面的に防水工事をして良かった。」とお客様の安心感が増しました。
一部だけ防水工事をすれば大丈夫な場合もあれば、
広い範囲の防水工事をした方が良い場合もあります。
また、今回はウレタン防水の防水工事でしたが、
その場所の状況や工期、ご予算などに合わせて、他の工法で防水工事をする場合もあります。
街の屋根やさん福山店では、現地の状況をしっかりと把握し、
お客様のご要望やご希望に寄り添えるよう努めております!
防水工事のみならず、建物のお困りごとがございましたらぜひご連絡ください。
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