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変成シリコンとは?シリコン系との違いと外壁・屋根工事での用途を解説
更新日:2026年6月9日
屋根や外壁のリフォームを検討していると、「変成シリコン」という言葉を耳にすることがあります。コーキング材(シーリング材)の一種ですが、似た名前の「シリコン系」とは成分も性質も異なる別物です。どちらを選ぶかによって仕上がりや耐久性に大きな差が出るため、正しく理解しておくことが大切です。
本記事では変成シリコンの特徴・用途・劣化サインをわかりやすく解説します。
変成シリコンは正式には「変成シリコーン系シーリング材」と呼ばれます。
シリコン系がシリコン樹脂を原料とするのに対し、変成シリコン系はポリエーテル樹脂を原料として末端を変性した樹脂からなります。
硬化後は優れた弾力性を持ち、衝撃や振動に強く、被着体同士の膨張・収縮の応力を吸収します。気温変化で伸縮する屋根や外壁に適した素材といえます。なお、シリコンという名前が共通していることから同じものと混同されやすいですが、素材の構造はまったく異なるものです。
両者の最大の違いは「施工後に塗装できるかどうか」です。
変成シリコンは塗料がのりますが、シリコン系は塗料がのりません。外壁塗装ではコーキングを打った後に塗料を重ねて仕上げるため、シリコン系を誤って使うと塗料が密着せず剥がれの原因になります。外装工事で塗装を伴う場合は必ず変成シリコンを選ぶことが重要です。
なお、シリコン系は耐水性に優れるため、浴室など水まわりの仕上げには適しています。
変成シリコンの主な用途は、サイディングなど外装建材の目地、コンクリート壁の目地、窓枠まわりのシール、モルタルやALCのひび割れ補修、屋根材の継ぎ目シールなどです。広範囲の下地への密着性・耐候性・防カビ性に優れ、外装の下地部分で幅広く活用されています。
変成シリコンは耐久性に優れていますが、施工から概ね10年で劣化が進みやすくなります。目地のひび割れや亀裂、コーキング材の肉やせ(痩せて隙間が生じた状態)、剥がれや浮き、黒ずみやカビが見られたら補修のサインです。
こうした症状を放置すると雨水が内部に浸入し、雨漏りや下地の腐食につながるため早めの対処が必要です。
変成シリコンは塗装対応・耐候性・密着性に優れた、外装リフォームに欠かせないコーキング材です。正しい場所に正しい素材を使うことが建物の防水性と耐久性を守ることに直結します。
コーキングの状態が気になる方は、街の屋根やさんへお気軽にご相談ください。
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