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神戸市灘区で漆喰の詰め直し工事!漆喰の塗増しと詰め直しの違いとは?【瓦屋根】
更新日:2023年2月17日
※2023年2月17日更新
こんにちは!街の屋根やさん神戸店です(*^^*)
今回は、神戸市灘区のお住まいにて瓦屋根の漆喰詰め直し工事をおこなった様子をご紹介いたします。
漆喰とは、瓦屋根の頂上にある屋根面の取り合い部分である棟(むね)の土台部分や、または鬼瓦周りに施工されている瓦の隙間の白い部分といえばイメージしやすいかもしれません。
瓦屋根の漆喰は、お住まいの土地環境にもよりますが、築後10年、長くても15年ごとにはメンテナンスが必要になってくる部位です。
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漆喰が経年劣化すると、純白だった部分が黒ずんだりという美観の損失だけでなく、本来の粘着力を失って瓦を固定出来ず、棟瓦が崩れてきたり、漆喰自体が剥がれて欠落したりします。
築年数が経っている瓦屋根の場合は、漆喰が経年劣化して剥がれてくると、上写真のように瓦屋根の下地に施工されている葺き土がむき出しになってしまいます。
葺き土は、土に粘土や砂利を練り合わせたもので、昭和前期まではこの葺き土に瓦を乗せてその粘着力で固定していく工法が主流でした。
葺き土はそもそも土ですから、雨風が吹き込めばその水分を吸収して崩れてきます。
土台の葺き土が崩れてグラグラになれば、台風や地震などの災害時はもちろん、ちょっとした強風でも棟の瓦が崩れて落下することもあります。
漆喰の経年劣化による困ったトラブルは瓦の落下だけでなく、隙間から浸入した雨水によって雨漏りが発生するケースも多いです。
室内に雨漏りするということは、その上の屋根裏や家の躯体、屋根下地が濡れて腐食している可能性もあり、大きなリフォーム工事が必要になることもありますので、そういったトラブルを避けるためにも、定期的な漆喰のメンテナンスが重要なのです。
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「確実な漏水箇所の特定のための散水検査」
漆喰をメンテナンスする時には、既存の劣化した漆喰の上に新しい漆喰を上塗りするような『塗り増し』ではなく、必ず劣化した漆喰を剥がして撤去してからの『詰め直し』をおこなってください。
漆喰の塗り増しは、上塗りした漆喰が劣化した際に、下の古い漆喰ごと剥がれ落ちて短期間で大きな隙間が出来やすくなります。
また、上塗りすると本来の漆喰の適量を超えてしまい、漆喰が瓦より飛び出してしまうとその分漆喰部分に雨風が当たりやすくなり、屋根の劣化を早める原因になります。
それでは早速、漆喰の詰め直し工事の様子を見ていきましょう!
まずは、残っている既存の漆喰をハンマーで叩いて割りながら剥がしていきます。
漆喰の奥には、棟の土台として瓦を支えている葺き土が入っています。
漆喰を剥がしていく作業の際に一緒に出てくる葺き土を清掃して、その葺き土の表面を刷毛で綺麗に整える作業を行います。
この葺き土の表面を整える作業は、あとから塗る漆喰の耐久性を高めるための重要な工程です。
葺き土の表面を整えなければ、漆喰はうまく乗らず、密着力が低くなって短期間で剥がれやすくなります。
単純な作業にも見えますが、メンテナンス後にも長く屋根を守ってもらうためにも、丁寧な作業が肝心なのです。
いよいよこれから詰め直す漆喰を練ります。
漆喰は水加減によって硬さが変わるため。硬すぎず柔らかすぎず、適量の粘りとコシがある漆喰に練り上げる必要があります。
漆喰の原料は、消石灰(水酸化カルシウム)です。
消石灰の気硬性によって、空気中の二酸化炭素と反応して固まっていきます。
つる首鏝(こて)という専用のコテで漆喰を詰めていきます。
瓦屋根の漆喰を詰め直すメンテナンスの際には、必ず瓦の職人に依頼してください。
瓦屋根の専門知識や経験のない業者の場合、この漆喰を詰める適量を間違えてしまうことがあります。
漆喰は少なくてもいけませんし、多く詰めすぎても、逆に雨水を棟の中に呼び込むことになってしまう事があります。
漆喰の適度な塗り加減とは?『詰め直し』が肝心な理由
漆喰の上にある短冊型の瓦を熨斗(のし)瓦といいますが、漆喰を詰める量は、熨斗瓦よりも必ず少し奥にしなければいけません。
漆喰が熨斗瓦よりも前に出て来てしまうと、のし瓦の縦の切れ目をとおってきた雨水が、漆喰の内部に浸入してしまうのです。
メンテナンスと称して表面だけ綺麗に上塗りする『塗り増し』をすると、どうしても漆喰の表面にムラが出来て、漆喰が熨斗瓦より前に出てきてしまいがちです。
新しい漆喰で蓋をしているわけですから、そうして漆喰の内部に入り込んだ雨水は、外に出ることも出来ず、中の葺き土を濡らして劣化させ、棟の形が崩れていくというわけです。
漆喰は、必ず既存の漆喰を剥がしてから新しく適度な量の漆喰を均等に施工する『詰め直し』をおこなってください。
鬼瓦とは、瓦屋根の棟の端などに設置される板状の瓦です。
厄除けや装飾のために設置されるのですが、棟の端は屋根の中でも雨風があたりやすい部分のため、屋根内部に雨水が浸入するのを防ぐ機能的な役割もあります。
そのため、鬼瓦まわりの漆喰のメンテナンスも肝心です。
さらにこの鬼瓦まわりは、棟下の漆喰よりも太陽の光に当たりやすいため、紫外線により劣化が早まりやすい部位でもあります。
黒く変色して剥がれていたり、鬼瓦がズレていたら要注意です。
鬼瓦まわりの漆喰劣化によって鬼瓦が落下してしまうことが多く、ケガをしたりご近所の方のものを破損させてしまうケースもあるため、瓦屋根のメンテナンスの際には必ず鬼瓦まわりもチェックしてもらいましょう。
すべての棟に同様の施工をして、漆喰の詰め直し工事完了です!
いかがでしょうか?
綺麗に詰め直した真っ白な漆喰の瓦屋根は、見た目も美しく棟の頑丈さが増して、見ていてとても気持ちがいいですね!
「街の屋根やさん神戸店」では、屋根修理のプロがお住まいの状態を丁寧に点検し、お客様のご希望に沿ったご提案をさせていただいております。
神戸市灘区では、他にも多数漆喰の点検や補修をさせていただきました!
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屋根の修理といっても、今回のような漆喰の詰め直し工事から、瓦やスレートなどの屋根材1枚の交換、コーキング、屋根全体の葺き替えなど状況によってさまざまな解決策があります。
経験や専門知識がなければ、屋根の劣化具合はどれほどか、修理が本当に必要かどうかなど、パッと見ただけで原因を判断するのは難しいものです。
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必要であったりご希望があれば、点検時にトラブルの原因箇所や劣化している部分の写真・動画撮影をおこないます。
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