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真岡市 台風で平板瓦が飛散|葺き直しを勧められた屋根を調査
更新日:2026年10月19日
皆様こんにちは、街の屋根やさん栃木小山店です。
本日は、真岡市で行いました平板瓦屋根の無料調査の模様をお届けいたします。
6月の台風で、ご自宅の屋根が飛散する被害に遭われたお客様。
別の修理業者さんに修理をお願いしたところ、『瓦を固定する瓦桟が割れているため、全面的な葺き直しが必要』と説明されたそうです。
さらに提示された見積りが予想以上に高額だったことから、当店へお問い合わせくださいました。
外れた瓦を直したかっただけなのに、突然大がかりな工事を勧められたら驚いてしまいますよね。
今回は屋根全体を調査し、台風の被害状況や現在の屋根の状態を確認しましたので、その様子をくわしくご紹介しますね( ´ ▽ ` )ノ
こちらが今回調査に伺った真岡市のお住まいです。
石調の外壁が印象的な洋風のお住まいで、屋根には平板瓦が葺かれています。
平板瓦(へいばんがわら)とは、その名の通り表面が平ら(フラット)で、凹凸が少ないシンプルなデザインをしており、
「F形」とも呼ばれます。
洋風住宅やモダンな建築にも合うように開発された、比較的新しいスタイルの瓦ですね。
今回の現場は、複数の屋根面が組み合わさった複雑な形状の屋根になっています。
さっそく屋根に上がって瓦の状態を確認していきましょう(*´▽`人)
屋根全体を見ると、平板瓦が整然と並んでいます。
写真の範囲では大きく崩れた様子はありませんが、6月の台風では実際に瓦が飛散しています。
瓦は一枚一枚を適切に固定することで、強風による浮き上がりや脱落を防いでいます。
そのため、瓦が飛んだ場合は、破損した瓦を交換するだけでよいのか、固定部分にも問題があるのかを確認することが大切です。
他現場の画像
お客様が以前の業者さんから指摘されたのは「瓦桟の割れ」でした。
瓦桟(かわらざん)とは、瓦の下に横方向へ取り付けられている木材のことです。
瓦を所定の位置に納め、釘やビスなどで固定するための重要な下地材になります。
瓦桟が割れていると、ビスを打っても十分な固定力を確保できない場合があります。
つまり、瓦そのものに問題がなくても、固定する下地が傷んでいれば、単純な留め直しでは対応できないことがあるのです。
ひと昔前は瓦桟に瓦を引っ掛けていく「引掛桟工法」が主流で、釘や銅線で留め付けるのはケラバや軒(屋根の端)部分など一部の瓦のみでした。
しかし建築基準法の改正により瓦屋根の施工基準も見直され、現在では留め付けを推奨する瓦の枚数が増え、より強固な施工方法
(ガイドライン工法)が使われるようになりました。
真岡市の現場の屋根は、このガイドライン工法で施工されています。
平板瓦はしっかり固定されており、調査の段階では瓦桟の破損状況を目視で確認するのは難しい状況です。
・・・他業者さんはどのようにして瓦桟の割れを見つけたのでしょうか(*´・д・)??
真岡市のお住まいは複数の屋根が連なっており、屋根と屋根が合わさる箇所が多く存在する複雑な形状をしています。
こうした屋根面同士の
取り合い(接合部)は、構造的に雨漏りしやすく、そこに隙間があると容易に雨水の浸入を招くため、雨仕舞に注意が必要な箇所です。
特に、
二つの屋根面が合流する谷部には雨水が集まるため、瓦の割れやずれがないか注意して確認していきます。
すると、気になる不具合が見つかりました。
こちらは屋根の谷部。谷とは屋根の2つの傾斜面が交わってできる文字通り
「谷のようになっている凹んだ部分(溝)」のことです。
谷部には金属製の谷板金が設置され、
左右の屋根面から流れてきた雨水を軒先へ排水する役割があります。
谷板金の両側には、屋根の形状に合わせて斜めに加工された瓦が並んでいます。
雨水が集中する場所なので、瓦の納まりや谷板金の状態は特に注意したいところです。
よく見ると、
谷瓦(谷部に沿って納められた瓦)が一部割れて脱落しかかっていますΣ(゚д゚;)
近くでは漆喰が剥がれ落ちている様子も確認できました。
谷瓦は屋根の斜めの形状に合わせて三角形などにカットされていることが多く、通常の四角い瓦に比べて固定が難しい場所です。
谷まわりは漆喰やシーラーの施工によって谷瓦との隙間を塞ぎ、雨水が屋根の内部へ侵入するのを防いでいます。
この漆喰が劣化して痩せたり剥がれたりすると、
隙間から雨水が入り込みやすくなり、雨漏りのリスクが高まってしまいます。
谷板金は雨水の通り道ですので、割れた瓦がずれ落ちたままだと落ち葉やゴミが引っかかりやすくなる可能性があり、
大雨の際に雨水が上手く流れずオーバーフローするリスクにつながります。
また、瓦の割れた部分から破損が広がったり、破片がずれたりすることも心配です。
漆喰についても、脱落した部分をそのままにせず、周囲の納まりや下地の状態を確認する必要がありますね(·_·;
こちらは、
ドーマー(鳩小屋)外壁と屋根が接する部分の取り合いです。
石調の外壁に沿って板金が取り付けられ、その下に平板瓦が納められています。
こうした壁際は、外壁を伝って流れる雨水が屋根と接する場所でもあるため、
雨仕舞(あまじまい)が重要になります。
雨仕舞とは、
雨水を建物内部へ入り込ませず、適切に排水するための施工方法のことです。
雨押え板金(あまおさえばんきん)は、屋根と外壁の隙間から雨水が入り込むのを防ぐ部材です。
この部分の施工が甘いと雨漏りにつながりやすいため、特に丁寧な施工が欠かせません。
雨押え板金は、外壁との取り合いに応じて
適切な重ねや防水処理を行い、雨水が内部へ入り込まないように施工する必要があります。
しかし今回の現場では、板金の納まりがあまり良い状態ではなく、隙間が目立つ箇所が見受けられました(´◉_◉`)
板金は釘が抜けかかっていたり、外れて釘穴が露出しているところも・・・。
こうしたわずかな隙間からも雨水は入り込んできます。
外壁の一部が剥がれて欠損しているのも気になりますね。
お客様が最初にご希望されていたのは、飛散した瓦をビスで固定する修理でした。
しかし今回の調査では谷瓦の割れや漆喰の脱落など谷部の劣化、外壁の取り合いの不具合などそれ以外の症状がいくつか確認できました。
屋根の修理方法は、表面の屋根材の状態だけでなく、下地や周辺部材の症状によっても変わります。
なお、瓦桟の割れについては、以前の業者さんから説明された内容です。
実際にどの程度傷んでいるのかは、瓦を取り外した際に改めて確認する必要があります。
お客様には撮影した写真をお見せしながら、現在の屋根の状況について丁寧にご説明いたしました。
今回は飛散した瓦だけでなく、谷部や壁際など複数の箇所に不具合が確認できました。
部分的な補修で対応する方法もありますが、今後の維持管理や屋根全体の状態を踏まえ、今後の修理方法として葺き直し工事をご提案させていただきました。
葺き直しとは、現在の瓦をいったん取り外し、下地や漆喰など周辺部材を整えてから再び瓦を葺く工事です。
屋根材をすべて新しくする葺き替え工事とは異なり、既存の瓦を再利用できる点が費用面でメリットとなります。
(今回確認されたような割れ瓦は、もちろん再利用せず交換対応いたします!)
今回の調査では壁際から雨漏りが確認されたわけではありませんが、葺き直し工事では既存の板金との納まりにも注意する必要がありますね。
工事範囲を広げれば、それだけ費用もかかります。だからこそ、どのような工事が必要なのか、その理由をお客様に分かりやすくお伝えすることも大切にしています。
瓦桟の割れを指摘され、高額な葺き直し工事の見積りに悩まれていたお客様ですが、当店のお見積りは概算でもその半分程度になるかと(^-^;
よくお考え下さいとお伝えし、本日の無料調査は終了です(。ӧ◡ӧ。)
真岡市の台風で平板瓦が飛散した住宅の調査をご紹介してまいりました。
一見すると些細な被害でも、それをきっかけに屋根を詳しく調べてみると思わぬ不具合が見つかることもあります。
小さな異変を見逃さず早めに対処することが、大きな被害を防ぐことにもつながります。
屋根のことで少しでも気になることがありましたら、そのままにせず、信頼のおける専門業者に一度確認してもらうことをおすすめいたします!
街の屋根やさん栃木小山店では屋根の調査を無料で行っておりますので、ぜひお気軽にご相談くださいね~( ´ ▽ ` )ノ
当店は、屋根の状態を確認したうえで、今すぐ必要なこと・急がなくていいことを分けてお伝えしています。現場に合った適正な工事内容・適正価格・高品質施工で、お客様の期待にお応えします(^o^)丿
台風で平板瓦が飛散した場合、屋根全体の葺き直しが必要なのでしょうか?
必ずしも全面的な葺き直しが必要とは限りません。今回は谷瓦の割れや漆喰の脱落、雨押え板金の不具合なども確認されたため、屋根全体の状態を踏まえて葺き直し工事をご提案しました。
他業者から指摘された瓦桟の割れは、今回の調査でも確認できましたか?
今回は瓦がしっかり固定されていたため、瓦桟の割れを直接確認することはできませんでした。実際の破損状況については、瓦を取り外した際に確認する必要があります。
葺き直し工事では、現在の平板瓦を再利用できるのでしょうか?
はい。葺き直し工事では既存の瓦をいったん取り外し、下地や周辺部材を整えてから再利用します。ただし、今回確認された谷部の割れ瓦など、傷んだ瓦は新しいものに交換します。
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