小山市 変形した銅雨樋をステンレス&銅板のサスク雨樋に交換
更新日：2025年11月18日
そんな素敵な銅製の軒樋（のきどい・横方向に取り付けられた雨樋）が、うねうねと変形して真っ直ぐではなくなっています(ﾟoﾟ;
経年劣化が進んだ銅雨樋は、急激な温度変化や物理的な力が加わった際に歪んだり変形することがあります。
台風被害や積雪の重み、猛暑日の高熱など要因はさまざまです。
銅雨樋は「展延性（てんえんせい）」が高いため、破損よりも変形してしまうことが比較的多いのです。
変形した雨樋は傾斜がうまく取れなくなり、雨水がスムーズに流れずに滞留してしまいます。
「勾配不良」と呼ばれる症状です。
屋根に降りそそいだ雨を集めて地面に排水してくれるのが雨樋ですが、これでは十分な機能を果たすことができません。
このような状態では雨漏りのリスクも高まるため、お客様には交換が必要な旨をご提案させていただきました。
古い雨樋を取り外し、支持金具と呼ばれる雨樋を支える金具部分の状態をチェックします。
金具が劣化していると雨樋の傾斜に異常が出てしまいます。
今回の雨樋交換工事では、支持金具が比較的しっかりとしていたためそのまま再利用し、軒樋のみを新しいものへ交換することにしました。
金具の再利用は、破損や曲がりといった劣化の有無を確認し、状態が良好であれば積極的に採用いたします。
使える部材は大切に活かすことで、お客様のご負担を少しでも抑えられるよう努めています(*^^*)
新しい雨樋としてご用意したのは、タニタハウジングウェアさんのハイブリット雨樋「SusCu/サスク」。
ステンレス鋼に純銅を熱融着させたサスクは、内側がステンレス・外側が銅板の二重構造になっており、銅雨樋の外観を保ちながらステンレスの耐久性・防錆性能をプラスした優れものです！(*'▽'*)♪
見た目は従来の銅樋とほとんど変わらず、時間が経つと表面に自然な緑青が浮かび上がるため、建物の雰囲気を損なうことなく長きにわたって趣のある色合いや経年変化を楽しめることができます。
銅雨樋の風合いを大切にされていたお客様にも「これは理想的！」とご了承いただけました(*´▽`人)
新しいサスク雨樋取り付けが完了し、ゆがみのない強固な軒樋に生まれ変わりました！
銅特有の上品な輝きもあり、屋根の瓦との調和がとても美しく仕上がっています。
実際に水を流してみて、スムーズに排水されるのも確認ヽ(*´∀｀)ノ
サスク雨樋は変形しにくく、耐久年数も非常に長いのが特長です。
昨今の銅の価格高騰もあり決してお安くはないのですが、コストパフォーマンスの点では悪くない選択だと思います。
お客様にも「今までと見た目が変わらなくて嬉しい！」とお喜びいただけました(*^_^*)
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