棟漆喰の詰め直し工事のきっかけ

みなさま、こんにちは！
街の屋根やさん高松店です！

今回は、善通寺市弘田町にお住まいのお客様宅で実施した棟漆喰の詰め直し工事についてご紹介いたします。

築25年を迎えたモニエル瓦の屋根に、漆喰の剥がれや棟瓦のズレ・浮きが見られたため、雨漏りリスクを防ぐために早めの補修が必要と判断し、漆喰の詰め直し工事をご提案しました。

【モニエル瓦とは？】
モニエル瓦は、主原料がセメントで作られた乾式コンクリート瓦です。
定期的な漆喰の詰め直しや棟取り直し、屋根塗装などのメンテナンスが必要であることから、徐々に新築での採用は減少し、現在では、製造・販売を行っているメーカーはほとんどありません。
そのため、破損した場合の1枚単位での交換や補修も非常に難しい状況です。

▼前回までのブログ
・善通寺市にて「そろそろメンテナンスを」色褪せした乾式コンクリート瓦の屋根調査

棟漆喰の補修工事の様子

棟瓦の撤去

棟は本来、まっすぐな状態で設置されている必要があります。
しかし、現地調査では棟にズレや曲がりが確認されました。

原因は、漆喰の劣化や剥がれ、欠損です。
漆喰が剥がれると棟の固定力が弱まり、棟自体が曲がってしまいます。

今回の工事では、棟瓦を一旦取り外し、土台からしっかり補修を行い、棟の安定性と防水性を回復させています。

漆喰詰め直し

漆喰の詰め直しでは、新しい白い漆喰を隙間なく丁寧に塗り込んでいきます。
細かい部分まで均一に塗ることは非常に難しく、さらに表面を滑らかに整える必要もあるため、まさに職人技の見せ所といえる工程ですね。

漆喰を隙間なく詰め直すことで、棟瓦をしっかり固定し、雨水の浸入を防ぐ役割を果たします。

関連記事：傷んだ漆喰の詰め直し、棟瓦の取り直しで瓦屋根を健全に保つ

詰め直し工事完了

棟漆喰の詰め直し工事が完了しました。
新たに塗り直された漆喰は上品で整った印象をもたらし、屋根全体が見違えるように美しくなりました。

しっかり補修を行った漆喰は約20年の耐久性がありますが、長く保たせるためには定期的なメンテナンスが重要です。
また、わずかなひび割れでも放置せず、早めに補修することで、棟や屋根全体の耐久性を守ることができます。

瓦屋根において、漆喰の剥がれやひび割れが気になっていませんか？
漆喰の不具合は放置すると棟の固定力が弱まり、雨漏りや屋根全体の劣化につながる可能性があります。

「漆喰が剥がれてきた」「棟が少し曲がっているかも？」と気になり始めたこのタイミングは、補修やリフォームを検討するのに最適な時期です。
こうしたお悩みをお持ちの方は、まず街の屋根やさん高松店までご相談ください！
点検・調査・お見積もりはすべて無料で承っております。
お住まいの状況に合った工事プランをご提案いたしますので、安心しておまかせください。

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