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栃木市 屋根の棟板金を撤去!見えない棟下防水紙の破損が雨漏り原因
更新日:2025年11月4日
皆様こんにちは、街の屋根やさん栃木小山店です。
本日は、栃木市の住宅屋根の雨漏り調査とメンテナンスの模様をお届けいたします。
見た目には特に異常がないように思える屋根でも、実は内部では少しずつ雨水が入り込み、気づかないうちに劣化が進んでいることがあります。
特に「棟板金(むねばんきん)」と呼ばれる屋根の頂上部分は、雨風の影響をもろに受けるため、屋根の中でも特に注意していただきたい箇所です。
今日ご紹介するお客様宅も、一見するとどこにも問題がなさそうな屋根から発生した雨漏りでした。
栃木市の現場は、築36年ほど経過した
コロニアル屋根のお住まいです。
「2階の天井にシミができて、雨の日にはポタポタ水滴が落ちてくる」とお客様はたいそうお困りのご様子: ;(∩º﹏º∩);:
外から屋根を見上げても特に損傷は見当たらず、どこから水が入っているのかご自身ではまったく見当がつかないとのこと。
雨漏りの原因がわからないことには対処もできず、不安は大きくなってしまいますよね。
何事もないように見える屋根ですが、実はこのあたりから雨漏りしています。
屋根の頂点を覆っている「棟板金」という細長い板金部分の一角ですね。
棟板金(むねばんきん)とは、屋根の頂上に取り付けられた金属のカバーです。屋根の繋ぎ目を守り、風や雨が直接入り込まないように押さえる“屋根の帽子”のような役割を担っています。風を受けやすい位置にあるため劣化しやすく、放置すると雨漏りを引き起こす原因にもなるため、定期的な点検とメンテナンスが大切です。
こちらのお住まいは、
「横葺き(よこぶき)」と呼ばれる屋根材を横方向に重ねていく工法のコロニアル屋根です。
コロニアル(スレート、カラーベストとも呼ばれます)はセメントが主成分の薄い板状の屋根材で、軽くてデザイン性が高く、多くの一般住宅で採用されています。
屋根材を横方向に重ねることで、見た目がフラットでスマートな印象になりますが、
重なり部分に段差ができるため、横風や吹き込み雨に注意が必要です。
横風をともなう雨は、この段差部分から棟板金内部へ吹き込みやすいのですが、屋根の下地が健全な状態であればもちろん雨漏りすることはありません。
しかし年数の経過とともに着々と劣化は進行していき、築36年ともなると防水性能も低下してしまいます(^_^;)
雨漏り相当箇所の棟板金を取り外してみると、下地の
木製の貫板(ぬきいた)がまだらに黒ずんでいます(゚д゚lll)
この黒ずみは長年にわたり少しずつ雨水が染み込んだ形跡です。
貫板は棟板金を釘で固定するための土台ですが、
木製の場合雨を吸水しやすく、放置すると腐食して劣化が進んでしまいます。
ここで棟部の仕組みについて簡単に説明しますね(*^_^*)
2つの斜めに傾斜した屋根面が交差する部分である「棟」は、屋根面と屋根面の合わせ目には若干の隙間があくため、「棟板金」で覆って雨水が建物内部に侵入するのを防いでいます。
また、棟の下には
「防水紙(ルーフィング)」という屋根の二次防水もあります。
屋根材の下全面に敷かれており、屋根材を超えて浸入してきた雨水からお住まいを守る
“最後の砦”となる非常に重要な存在です。
腐食した木製貫板を剥がした状態がこちら。
もし棟部に何らかの問題が発生して合わせ目の隙間から雨水が入っても、
防水紙が二次防水として機能を果たしていれば漏れることはありません。しかしその防水紙はボロボロに劣化し、穴が空いていました。・゚(゚⊃ω⊂゚)゚・。
棟板金の隙間から吹き込んだ雨水は、この防水紙の破損部分を通り抜け屋根裏に達し、最終的には室内天井へと雨漏りを引き起こしていたのです(;>人<)
棟板金と貫板を新しいものに交換すれば雨漏りは直るのでしょうか?
答えは「NO」です。防水紙の破損が残ったままでは、また同じ場所から浸水してしまいます。
では、傷んだ防水紙を敷き直すためにはどうすればいいのでしょう?
大きく分けて二つのメンテナンス方法があります。
✅
葺き替え工事今ある屋根材をすべて撤去して、その上から新しい防水紙と屋根材を葺き直す工法です。
屋根材と防水紙の両方を新しくすることで、新築時と同等まで防水性が回復します。
✅
カバー工法今ある屋根材の上に新しい防水紙を施工し、さらにその上に軽量な新しい屋根材を葺いていく工法です。
既存の屋根を解体せず、廃材処理も不要のため、葺き替えよりも費用や工期を抑えての施工が可能です。
カバー工法が可能なのは、今回のお住まいのような
比較的フラットな屋根です。
平板状のコロニアル屋根は、既存の屋根材を撤去せずにその上に屋根をカバーすることが出来ます。
高圧洗浄をかけて長年の汚れを洗い落とした既存屋根の上に、新しい防水紙を施工します。
この後に軽量で耐久性のある新しい屋根材を葺いていけば、雨漏りは解消です!(*'▽'*)♪
屋根からの雨漏りは、その下の防水紙の破損が原因であることが多いです。
屋根面と屋根面を覆うように施工する棟部は
若干カーブを描いており、そこにテンション(引っ張り)がかかります。そのため、平らな部分に比べて経年でひび割れや破れが起こりやすい箇所でもあります。
防水紙の
耐用年数はおよそ20~30年とされており、それ以上経過すると劣化の一途を辿るので注意が必要です(;^_^A
今回のように、屋根表面が一見きれいでも、その下の防水紙が破損していれば雨漏りは発生します。
防水紙は目に見えない部分なので劣化症状に気づきにくいのですが、だからこそ定期的な点検とメンテナンスで雨漏りを防ぎ、いつまでも安心して暮らせるお住まいにしましょう!
街の屋根やさん栃木小山店では、お客様の大切なお住まいをしっかりと守る最適なメンテナンスをご提案いたします。
点検・調査・お見積りまで無料で承っておりますので、どうぞお気軽にご用命くださいね~( ´ ▽ ` )ノ
屋根修理は、屋根専門業者である私達にお任せください!現場に合った適正な工事内容・適正価格・高品質施工で、お客様の期待にお応えします(^o^)丿
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