下野市 棟板金の破損確認時に防水紙のひび割れを発見！部分修理で良い？
更新日：2025年4月26日
お話しでは、『北西に斜めにのびる隅棟（すみむね）板金が、強風で飛んだ』とのことです(//∇//)
棟板金が飛んでいくなんて信じられない感じですが、実は意外と多いんです。
棟板金は、屋根の継ぎ目部を保護するために取り付ける金属の板です。経年により、固定する力がだんだんと弱まっていくので、定期的な点検・メンテナンスが欠かせません。棟板金が風で飛んでいくと、凶器となるので注意しましょうね。
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お客様にご挨拶をして、屋根に登って調査を開始しました。
いったい屋根はどのような状況なのでしょう・・・
実は、お客様は他の業者さんも呼んでいたとのことです。当店が確認した時は、他の業者さんが行ったと思われるビニール養生が外れていました。
ちなみに、屋根の修理は、1社の言うことを鵜呑みにするのではなく、複数の業者の意見や見積りを比較することが大切です。
『意味のある修理』を行うためにも、慎重に判断しましょうね^^
屋根の状態は、棟板金だけでなく土台となる木製貫板（ぬきいた）ごとなくなっていました(>_<)
他の業者さんが、破損した棟板金を持ち帰ってしまったので見ることは叶いませんでしたが、最低でも貫板の交換と棟板金修繕が必要です。
なお、他の業者さんは『棟板金交換＋屋根塗装』をすると良いと提案されていました。
『棟板金交換＋屋根塗装』で、本当に大丈夫でしょうか？
当店の見解を先に言うと、『屋根塗装』はベストではありません。
それはなぜでしょう。
実は、棟板金破損をお調べしている時に、防水紙のひび割れの進行が見つかったからです。
防水紙の劣化による雨漏りは、築後30年を超えた住宅でよくあるケースなので、こちらの手当ても欠かせません。
ここで、防水紙の劣化と雨漏りについて解説しますね。
防水紙は、ルーフィングともいい、雨水の浸入を防ぐ屋根下地の建材です。自然と劣化するため、耐用年数は約20〜30年。屋根の見た目は壊れていなくても、横風が強い風雨時に棟板金の隙間から雨が吹き込んできて、防水紙のひび割れから雨水が入り雨漏りが発生します。
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他の部分の棟板金も釘が浮いてきていて、メンテナンスが必要でした( ；∀；)
しかしながら、工事費用の面からも、防水紙が劣化した状態での『棟板金交換＋屋根塗装』は最善ではありません。
今回棟板金を交換し、数年後に屋根の張り替えやカバー工法によるリフォームを実施した場合、交換した棟板金は廃棄することとなります。
せっかく費用をかけて修理しても、数年後に捨ててしまうのはなんだかもったいないですよね。
【屋根の修理相談時に、街の屋根やさん栃木小山店が最善策を導きだすために考える事】
○お住まいの築年数
○劣化状態
○劣化を放置した際のリスク
○今後かかるであろう費用
を総合して決めるのがベストです。
築30年ほどの今回の現場。『棟板金交換＋屋根塗装』見積りに合わせて、『屋根カバー工法』の見積りも作成します。
【屋根カバー工法とは？】
屋根カバー工法は、既存のスレート屋根を残したまま、新しい屋根材で覆うリフォーム方法です。スレート屋根を残すため、工事期間が短い、葺き替えと比較して工事費用が少ないなどのメリットがあります。
関連記事▶屋根カバー工法を行う5つのメリットをご紹介！かかる費用と日数は？
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