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結城市 納屋のセメント瓦が捲れて下地板も露出!屋根軽量化をご提案
更新日:2025年4月16日
皆様こんにちは、街の屋根やさん栃木小山店です。
今回ご紹介するのは、結城市にお住まいのお客様からいただいた納屋の屋根に関するご相談です。
築50年以上経つという納屋は、最近になって二階の屋根の瓦が捲れて雨漏りするようになってしまったとのこと。
解体も検討されたそうですが、「解体するにもまた建てるにも費用がかかるし・・・。屋根を直せばまだ使えないかな?」
とお悩みでした。
現地調査の結果、確かに屋根はいくつか問題を抱えていました。
果たして私たちはどのようなメンテナンスをご提案したのでしょうか?
結城市の現場は、広々とした敷地内に佇む木造の二階建て納屋です。
母屋に併設した納屋は、農作業や収納に使われており、かつては離れとして居住していたこともあったそうです。
母屋側に回り、梯子をかけて上がらせていただきました。
納屋の屋根材は
セメント瓦です。
最初に目に入ったのは、
瓦の全体的な経年劣化・・・(∩´﹏`∩)
二階の屋根だけでなくその下の
差し掛け屋根(下屋根)も、至る所で
表面の塗膜が剥がれてセメント基材が剥き出しになっています。
問題の
捲れ上がったセメント瓦がこちら。
納屋の周辺は見晴らしが良く、風を遮る建物や木々がないため強風をまともに受けやすい立地です。
突風でもあったのか、
風圧に耐えきれなかった瓦が軒先から捲れ上がってしまったようです。
栃木県に隣接した結城市も、季節風による被害 (竜巻、突風)が比較的生じやすい地域ですよね(^_^;
セメント瓦は大きく捲れ上がり、
屋根の下地(野地板)が完全に露出していました(゚o゚;
ここから雨水が侵入し、雨漏りに繋がっていたのでしょう。
放置しておくと建物自体が傷んで腐食してしまうため、早急な対応が必要です。
屋根のてっぺんにあたる「
棟(むね)」部分も、ズレて歪んでいるように見えます。
棟瓦が崩れれば、雨水の侵入経路が一気に広がり被害が拡大してしまうため、こちらも手を入れたいですね。
屋根材はセメント瓦で、
現在は既に廃盤となっているものです。
差し替えるにも手持ちにある中古瓦のみの対応となるため、色やサイズがぴったり合うか懸念されます。
勾配は「
2.5寸(暖勾配)」という比較的ゆるい角度でした。
このような勾配では
水はけが悪くなりやすいため、使用できる屋根材は限られます(·_·;
例えば、横葺きの金属屋根は3寸以上の傾斜が必要になるため、この屋根には不向きなんです。
結城市の納屋は築50年を経過していますが、柱はまだしっかりとしており、屋根工事の実施は可能です。
屋根さえしっかり直せばまだまだ納屋として活躍してくれそうです!
ただ築50年を考慮すると、あまり重量のある屋根材は使用したくないところ(^_^;)
そこで私たちがご提案したのが、2.5寸勾配にも対応でき、尚且つ今のセメント瓦よりもグッと軽量化できる屋根材
「ガルバリウム鋼板の立平葺き(たてひらぶき)」!!
ガルバリウム鋼板製の屋根は、アルミニウム・亜鉛・シリコンの合金でメッキされた鋼板を使用しており、近年の住宅リフォームで非常に人気の屋根材です。
「立平葺き」は金属屋根の施工方法の一つで、屋根材を縦に長く1枚板のように張る工法です。
特にガルバリウム鋼板などの軽くて耐久性の高い素材が使われ、住宅や倉庫、工場、納屋などでよく採用されています。
2.5寸のような緩勾配にも対応可能で、継ぎ目が少ない分、防水性にも優れています。
更に詳しい記事➤立平葺きで雨漏りや地震に強い屋根へ!縦葺きのメリットとは
「立平葺き」は
下地に少しでも凹凸があってはいけないのですが、今回の納屋は屋根下地の野地板から敷き直す必要があるため、まさに好機!!(*^ー゚)b
メンテナンスの手順は以下のようになります。
①既存のセメント瓦屋根を撤去②屋根下地(野地板)を増し張り③防水紙敷設④ガルバリウム鋼板屋根の立平葺き施工
セメント瓦と立平葺きガルバリウム鋼板屋根の重さを比較してみましょう。
| 屋根材 |
1㎡あたりの重量 |
| セメント瓦 |
約50㎏ |
| ガルバリウム立平 |
約5㎏ |
| ガルバリウム立平(野地板含む) |
約13㎏ |
野地板で補強した分をプラスしたとしても、重量はセメント瓦の約1/4になります!
納屋の屋根面積は1階2階合わせて約90㎡
●セメント瓦……約50㎏×90㎡=約4500㎏(4.5t)
●ガルバmリウム立平(野地板含む)……約13㎏×90㎡=約1170㎏(1.17t)
現在の屋根重量は約4.5トンですが、立平葺きにすると約1.17トンに軽量化されます!
約3.3トンの軽量化により、建物への負担を大幅に軽減(*'▽'*)♪
築50年を超える納屋にとって、重い屋根は大きな負担になります。
特に地震時や強風時には、上部が重いほど倒壊リスクも増してしまいます。
ガルバリウム鋼板の立平葺きにすることで、その負担を1/4近くまで軽減でき、建物全体の耐久性向上にもつながります(o^^o)♪
「納屋として最低でもあと10〜15年は持たせたい」というのがお客様のご希望。
軽量化すれば躯体への負担も減り、まだまだ納屋は活躍してくれるでしょう(*^ー゚)b
屋根の大掛かりなリフォームを行う時期というのは、多くの場合築2~30年以上が経過したタイミングだと思います。
その頃には住宅全体も経年により少しずつ劣化しているため、重量は極力軽減した方が良いのです。
そのため、近年の屋根リフォームでは「屋根材の軽量化」が求められています。
屋根を軽くすることで、建物への負担を減らし、地震や台風などへの耐久性も高めることができるのです。
古い建物でも「もう少し使いたい」「壊すのはもったいないな」とお悩みの方は、街の屋根やさん栃木小山店までぜひお気軽にご相談ください!
お見積り・調査はもちろん無料!お客様のお住まいの状況に合わせた最適なご提案をさせていただきます( ´ ▽ ` )ノ
この記事を書いた加盟店
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E-Mail machiyanetochigioyama@efc-fy.co.jp
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