部分補修のその後…屋根の“残り”が気になる

「前に屋根の一部だけ直したんだけど、やっぱり他のところも心配で…」
そんなきっかけでお問合せくださったのは、多治見市旭ヶ丘にお住まいの築35年のお宅のお客様。

これまでしっかりお住まいを守ってこられたからこそ、「そろそろ全体を見直そうかな」と思うタイミングだったのかもしれません。
今回はドローンを使って、屋根の全体をチェックしていきました。

瓦にひび割れ…屋根全体に見られる劣化

なぜひび割れが起こるの？

瓦のひび割れは、経年劣化（けいねんれっか）に加えて、気温差や紫外線、凍結などの自然現象の影響を長年受けることで起こります。

特に冬場の寒暖差が大きい多治見市周辺では、“凍害”と呼ばれる現象によって瓦が膨張・収縮を繰り返し、割れやすくなることがあります。

ひび割れた瓦を放置すると、そこからじわじわと雨水が入り、下地の木材を腐らせてしまう原因にもなるんです。

部分修理よりも“全体を守る”発想に

今回のように、「前に一部だけ直したけど…」というご相談は意外と多いです。
ただ、屋根は全体がひとつの構造として機能しているため、部分的な補修ではカバーしきれないリスクも出てきます。

お客様も「やっぱり悪いところをちゃんと全部直したい」と、真剣にお住まいのことを考えていらっしゃいました。

既存の屋根を活かしながら新しく！カバールーフ工事をご提案

そこで今回ご提案したのは、カバールーフ工事という方法です。
これは今の屋根を撤去せず、その上に軽量の金属屋根材を重ねて施工する方法。

既存の屋根材を撤去する必要がないため、廃材が少なく工期も短縮でき、
なおかつ見た目も美しく、断熱性・防水性・耐震性もアップする人気の工法です。

安心は“気になった今”からスタート

屋根のことって、普段はなかなか意識しませんよね。
でも、ちょっとした「気になる」がある時こそ、実は“点検のタイミング”なんです。

今回のお客様も、「気になったから見てもらってよかった」と安心された様子でした。

私たちは無理な営業はせず、プロとして必要なことを正直にお伝えすることを大切にしています。
屋根の状態を知るだけでも、暮らしの安心につながります。

今回のように、部分的に直した箇所以外が気になってきた…というのは、
お住まいが年を重ねる中で自然なことです。

「まだ大丈夫かな？」と感じる気持ち、すごくよくわかります。
でも、今のひび割れが5年後・10年後に大きな修繕費用になる可能性もあると考えると、
“今できる手立て”を早めに講じることが、安心とコストの両方を守るカギになります。

おうちの屋根がちょっとでも気になる方は、まずはお気軽にドローン調査をご依頼ください。
空から見える、屋根のホントの状態を一緒に確認しましょう。