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新居浜市で谷板金の裂傷とオーバーフローからの雨漏りの施工事例、谷板金交換と防水強化で雨漏りを防ぎます。
新居浜市 屋根材(瓦)
【工事のきっかけ】
先日の大雨で押入れの天井から雨漏りがする。 と依頼を受けました。
現地調査で屋根裏と屋根上を点検し谷板金に裂傷がありましたが、古い雨漏り後もあったので
散水を行い雨風の条件が伴わないと雨漏りを起こさず、後日雨漏りが起こった時に即濡れ箇所を確認
谷板金から木材が濡れているのを確認、谷板金を部分交換することにしました。
基本情報
- 使用材料:コーキング、谷板金、ゴムアスルーフィング、谷シーラー
みなさんこんにちは。
街の屋根やさん新居浜中央店の合田です。
今日は新居浜市の雨漏り事案です。大雨の時のみ雨漏り発生するみたいです。
現地へ調査に向かいました。
雨漏り箇所上が屋根裏だったので確認はすぐできました。
谷部分と谷下の葺止め部分に雨漏り跡があります。
その下の天井板も濡れています。
谷より上部分の垂木も濡れ後があります。
以前に雨漏りしていた部分もあったので、今回の雨漏りが
どこから始まっているのかは屋根裏だけでは確実性が持てません。
谷芯や梁、母屋など伝って雨漏り箇所が広がってます。
屋根上にあがりました。
釉薬の黒チョコ色です。目に見える瓦破損はありませんね。
谷に怪しげな亀裂があります。
8年くらい前に谷を変えたそうですが、芯に亀裂があると
雨はここに集まるので可能性は高いです。
ですが垂木の雨漏りはここより上なのでここだけじゃない可能性もあります。
谷芯のみが原因かどうか散水をしてみます。
ここで漏れが発生すれば確定です。
ですが、今回は漏れが発生しませんでした。
亀裂の入り方次第で雨が入る量とか方向にも影響出るみたいです。
もうしばらく流さないと浸み込み出さなかったかもしれません。
また、雨漏りも大雨、強風時のみなので単調に流すだけでは染み出なかったかもしれません。
後日、雨漏りが発生した時に連絡をもらうことにしました。
申し訳ありません。
後日、同じような雨風が数回ありましたが2,3回後の大雨で漏れが出たと
連絡があり即確認。
朝に雨が上がり職人と屋根上、屋根裏同時確認。
漏れ始めは谷芯から流れています。距離的にはやはり亀裂付近。
上の垂木に濡れはありません。古い雨漏り跡でした。
葺止め付近の漏れも多いので谷の水下付近も別にありそうです。
亀裂箇所を指で押し込むと残っている雨水が浮き出てきます。
確実に入っている証拠です。
谷板金の水下部分の瓦を取り除けるとゴミや枯れ葉が。
周りに森林があるので屋根の低い谷部分にはどうしても溜まりやすくなります。
実際に溜まった枯れ葉を流れる水が谷を越えてオーバーフローしていました。
数回に分けましたが以上で点検を完了します。
谷芯は通常雨でも漏れる恐れがあるので、コーキング応急しておきます。
亀裂より少し上までの谷を交換していくお見積りをします。
谷板金を交換するときは板金に被る部分の瓦を取り除けていきます。
釉薬瓦で高さ合わせの土が入っています。
板金付近にはやはり枯れ葉などが溜まっています。
このような植物やゴミを雨水は伝います。量や位置がズレると水が伝う道も変わります。
元々雨漏りはしていますが、突然室内に大量に漏れだしたり、逆に止まったりもします。
小さな変化が雨漏り発生の有無に大きく関わります。
谷板金周りの瓦は加工している瓦が多いので復旧時も同じ場所に取りのけた瓦を
戻す必要があります。
加工した瓦は欠片くらいに小さくなるものもあります。
板金に沿って加工しているため復旧場所を間違えると仕上がりがガタガタになります。
段数に応じて番号を記しておくと復旧しやすくなります。
取りのけた部分と谷板金の土やゴミを掃除していきます。
瓦へぎが終わり、板金交換準備が完了しました。
板金を取り除けていきます。
全て交換すると棟を壊さないといけないので、今回は裂傷部分上で
継いでいきます。
谷板金を固定している部分(吊り子)を外していきます。
板金をカットして外しました。
裏面では裂傷部分から雨漏りしている跡が見えます。
谷芯なので真っ直ぐ流れています。
水下の雨漏りです。
谷は2つの屋根面に接しています。
写真のように片面の屋根板が潜り込んでいる場合は途中で谷が終わります。
このような屋根の谷板金は瓦の凹凸や袖の立ち上げ木に板金が当たり
水道を大きく変えることもあります。
また、板金に当たるので本来葺くべき場所の瓦を除けたりして逆に
雨漏りトラブルを起こす場合もあります。
板金を除けた段階で、雨漏りしないよう、瓦配置から板金の仕舞位置、水を流す
方向など決めていきます。
またルーフィングを谷芯で継いでいます。
谷板金から漏れた雨水はすぐ屋根板に入りこんでしまいます。
谷芯に沿ってルーフィングを貼っていきます。
谷芯にルーフィング(防水シート)を縦に貼ります。
水下(軒側)から水上(棟側)へ貼っていきます。
新築でも初めに谷芯に縦貼りします。
谷板金を入れ込みます。
今回は部分交換なので少し広めにとって差し込んでいきます。
谷板金をつなぐときは200㎜は板金同士を重ねます。
瓦と同じで水は表面張力で伝うので、風が吹いたりすると
板金の裏を伝う可能性もあります。
重ねしろが少ないと、裂傷と同じように板金裏に入り込む可能性があります。
今回は水下の位置を決めて残りは重ねることで
300~400㎜くらい重ねています。十分すぎるくらいです。
吊り子で谷板金を屋根板で固定します。
瓦桟を打っている谷板金は基本両端は10~15㎜くらいの立ち上げをしています。
和型は瓦の低い部分が立ち上げに当たると瓦が持ち上がるので
部分的に潰していきます。
谷板金の水下の加工です。
谷芯まで水を流し、先っぽを立ち上げでサイドに流していきます。
瓦復旧した後に再度微調整していきます。
谷板金の重ね部分の水上側の先端をコーキングします。
新しい谷板金の方が幅が大きいので、万が一の逆流に備えて防水処理します。
谷シーラーを谷板金に貼っていきます。
谷シーラーは高さ20~30㎜で谷板金の立ち上げより高いです。
また上部分はスポンジなので瓦を乗せるとつぶれてフィットします。
枯れ葉などが溜まっても、シーラーの内側で止まります。
なので、枯れ葉が谷板金の端にまで行ってオーバーフローするのを防ぎます。
谷板金の防水強化が終われば、瓦を復旧していきます。
谷板金の排出口を調整します。
特に和型は凹凸があるので板金を加工して出来るだけ
瓦と密着させます。
特に山部分に板金が当たると谷板金が逆勾配になるので
その部分に瓦を葺かない事があります。
なので瓦と板金に隙間があり過ぎると雨が吹き込んだら直接屋根板に落ちる
リスクがあります。
板金加工でしっかり瓦と密着させました。
また、水の流れを瓦の低い部分に落ちるように調整しました。
以上で復旧が完了です。
直接的に入る破損だったので、長い目で見ても交換してよかったと思います。
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