葺き替え工事のきっかけ

こんにちは！
本日は、福岡市西区で行った、平屋住宅の屋根葺き替え工事のご報告です！

2年前に築40年の中古住宅を購入したというお客様。
外壁の塗装リフォームを行ったものの、屋根の工事は手をつけておらず、今回雨漏りしてしまったとのことでした。
お客様の話によると、「瓦に大きな損傷等は見当たらないため、ルーフィングが原因ではないか？」と、おっしゃっていました。

現地調査の結果、お客様の予想通り、ルーフィングに劣化が見られたほか、下地もかなり傷んでいることがわかり、屋根の葺き替え工事を実施することになりました。

【前回までのブログ】
・福岡市西区で中古物件が購入2年で雨漏り。防水シートの劣化が疑われた現地調査
・福岡市西区にて昭和50年代に建てられた平屋住宅の屋根の野地板を張り替え

【今回のブログで出てくる工事用語の紹介】

⚫︎ルーフィング
屋根材と下地の間に敷かれている防水紙のこと。
浸入してきた雨水が下地に染み込むのを防ぐ役割を果たす。
経年劣化で防水機能が低下していたり、性能がともなっていないまま使用したりしていしてると、雨漏りにつながる。

⚫︎葺き替え工事
既存の屋根材を取り除いて、新しい屋根材を施工する工事。
葺き替え工事のメリットには、屋根全体を新しくできる、雨漏りを解決できる、屋根を軽くできることが挙げられる。
工期と費用はかかるが、屋根に関わる問題を一度で解決できるという点で、中古住宅のリフォームにおすすめ。

では、工事の様子を写真でご覧いただきましょう。

工事の様子

ルーフィング交換

新しい野地板の上に、新しいルーフィングを敷いていきます。
使用したのは、アスファルトの他に合成ゴムや合成樹脂を加えた改質アスファルトルーフィングです。
温度変化に強く、伸びや曲げへの追従性、収縮性に優れ、耐久性が高いのが特徴です。
通常のアスファルトルーフィングの耐用年数は20年を超えるといわれていますが、なかには60年以上の寿命を持つものもあります。

屋根の葺き替え工事のように、長期間にわたる工事の場合、台風や豪雨など天候が乱れる際は必ずブルーシートで保護しています。
屋根材を設置する前の屋根は、とても無防備な状態なので、しっかりと屋根を覆っておく必要があります。

屋根の側面も雨水が入り込まないようにブルーシートで覆います。
天気が回復してから工事を再開しますよ。

ルーフィング交換完了

ルーフィングの交換が無事完了しました。
防水の要になるルーフィングが敷き終わると、いよいよ屋根材の設置へ入ります！
次回は、新しい屋根材アスファルトシングルの設置の様子をお伝えします！