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つくば市の2階建て屋根にて軽量化、スーパーガルテクトによる葺き替えと樹脂製貫板と棟板金の取り付け
更新日:2024年8月15日
現場調査の際、セメント瓦仕上げの屋根では、雨漏りが発生しており、室内にまで損害が及んでいる状況にありました。
そのため、既存のセメント瓦を撤去し、高性能な金属屋根である「スーパーガルテクト」を用いた葺き替え工事を行っています。
なお、前回までに、「スーパーガルテクト」の本体施工が完了しています。
この後は、棟板金のほか、その他部材などを取り付けて完成となります。
まずは、棟板金の下地となる樹脂製の貫板を取り付けていきます。
一般的によく使われている木製の貫板は、濡れると腐ってしまうことから、釘の保持力が低下して緩みや抜けを招くことがよくあります。
その結果、棟板金そのものが強風で飛ばされ、雨漏りや近隣へ迷惑をかけるといったトラブルにつながるケースも少なくありません。
しかし、樹脂製の貫板は、濡れても腐ることがなく、また、劣化もしにくいので、長期にわたって釘やビスの保持力を維持することが可能となります。
つまり、樹脂製の貫板を用いると、経年によるビスの緩みや抜けを抑え、棟板金の飛散や雨漏りといった棟部に多いトラブルを効果的に防ぐ効果が期待できるのです。
棟板金の下地となる貫板を取り付けたら、屋根との取り合い部にシーリングを充填します。
さらに、貫板の横にシーラーと呼ばれる隙間を塞ぐスポンジ状の部材を貼り付けます。
棟部は、屋根の頂上部にあり、雨や風の影響を非常に受けやすく、トラブルが多発する部位でもあります。
そのため、徹底して雨水の侵入を防ぐための雨仕舞を施しておくことが重要なのです。
最後に棟板金を被せ、樹脂製の貫板にビスでしっかりと固定します。
棟板金が重なる部分は、捨てシーリングにて接着します。
なお、次回のブログでは、軒先の板金役物やケラバ水切りのエンドカバーなどの取り付けの様子をご紹介したいと思います。
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