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名古屋市天白区で著しく劣化して切れていたサイディング目地のシーリング打ち替え工事
更新日:2024年7月29日
今回メンテナンスを行っている住宅では、現場調査の際、サイディング目地やサッシ廻りに充填しているシーリングに、ひび割れや剥離、剥がれ落ちなど、著しく劣化が進んでいる状況にありました。
今回のようなシーリングの著しい劣化が生じると、雨水が建物内に入り込み、躯体へのダメージや雨漏りなどが生じるリスクはかなり高くなってしまいます。
そのため、定期的にシーリングの打ち替えを行い、雨水から建物を守る機能を保ち続けることが非常に重要になります。
それでは、早速、シーリングの打ち替えを行っていきましょう。
まずは、劣化した既存のシーリングを、すべて取り除いていきます。
そもそもシーリングは、簡単に剥がれないように打設しているものなので、これを取り除く作業はたいへんな労力がかかります。
サイディング目地の両側に、はみ出しを防ぐためのマスキングテープを貼り付け、内部にプライマーを塗布します。
プライマーは、接着剤として機能する下塗り材なので、これが不十分なままシーリング材を打設しても、早々に剥がれてしまう恐れがあります。
プライマーが乾燥したことを確認し、新たなシーリング材を充填して表面をヘラで整えます。
充填したシーリングが硬化する前にマスキングテープを取り除きます。
この後は、養生期間を設け、シーリングが硬化したら打ち替え工事の完成です。
ちなみに、過去、一般的によく使用されていたシーリング材は、耐久性が低く、5年程度でひび割れが発生するようなケースも多く見られました。
ところが、近年では、15年を超える耐用年数が期待できるなど、高耐久なタイプも多く登場しています。
そのため、打ち替えを行う際には、耐久性の高いものを使ってメンテナンスの回数を減らし、長期的視点からコストの削減を図ることがポイントとなります。
なお、次回のブログからは、いよいよ外壁塗装工程に入っていきたいと思いますので、ぜひご覧ください。
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