調査時の様子

調査時、外壁は経年劣化により欠落している箇所が多々見られました。

既に雨水が浸入している箇所もあり、放置しておくと外壁内部の腐食が始まる危険があり、
早急に補修工事が必要な状況でした。

お客様のご要望として、解体ではなく維持管理をしていきたいとの事だったため
既存の土壁の上から、新しい外壁材を重ね張りするカバー工法を採用いたしました。

それでは工事の様子をご紹介いたします(^^)/

足場の設置

まずは足場を設置し、足場の周りには飛散防止ネットを張りました。

作業する職人さんが安全に仕事をしていただくために足場を設置します。
ケガなく、安全に作業をしていただきます。

胴縁の設置

足場の設置が終わったら、「胴縁」の設置になります。

この「胴縁」という下地材の設置は外壁のカバー工法で重要になってきます。

胴縁には外壁を固定させる役割だけでなく、通気層の役割があります。
通気層の役割として、断熱効果を高める効果、外壁内部に入り込んだ雨水を排水させる効果があります。

透湿防水シート貼り

胴縁の設置が終わったら、透湿防水シートを貼り付けます。

役割としては、飛来物等で外壁材が割れてしまったり傷ついたりしても、
壁内や建物内部に雨水が入らないよう外壁側で雨水を遮断します。

また、建物内部に生じた水蒸気を透過させて外気に放出することで、
壁内の断熱材等のカビの発生を防いでいます。

外壁材に不良が発生しても、建物内部への悪影響を最小限に抑える二次的な働きをしています。

外壁材張り付け

いよいよ、外壁材を貼り付けていきます。今回はガルバリウム鋼板を採用しました。

ガルバリウム鋼板の一番の特徴は、耐久性が高いことです。

優れた耐食性、耐候性を持っており長期間にわたって劣化が少なく、
20～30年の耐久性と言われています。

また、他の外壁材と比較すると隙間が少ない特徴があるため、
水が内部に入りにくく、雨漏りを防水することができ、防水性に優れています。
また、吸水性がないため、水分によるひび割れの心配もありません。

デザイン性も豊富で、外壁材としてとても優れた製品です！