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砺波市にて!和瓦の棟がずれているので見てもらいたいとのお問い合わせをいただきました【現場調査】
更新日:2024年6月25日
こんにちは!街の屋根やさん富山店です。
砺波市のお客様より、
地震の影響により棟瓦がズレて歪んでいるので見てもらいたい
とのお問い合わせをいただきましたので、現場調査(下見)にお伺いしました。
棟瓦とは?
棟は、屋根の面と面をつなぎ合わせている部分を指しています。瓦屋根の棟の部分を「棟瓦」といいます。
砺波市のお客様に許可をいただき、屋根の上に登らせていただきました。
屋根のてっぺんの大棟部分です。
のし瓦が7段積み上げられている棟瓦は地震の影響により、歪んでずれている状態です。
のし瓦が4段積み上げられている下り棟も歪んでずれている状態です。
隣の冠瓦のみの下り棟はズレていません。
のし瓦が3段積み上げられている隅棟も歪んでズレています。
屋根全体を確認すると、割れている瓦がありました。
大棟・隅棟・のし瓦が4段の下り棟(冠瓦のみの下り棟以外すべて)は棟瓦の積み直し工事をご提案させていただきました。
割れている瓦は、新しい瓦と差し替えることをご提案させていただきました。
シルガード・漆喰を使用した棟瓦取り直し(積み直し)工事
棟瓦を解体して一度取り外し、
棟瓦の土台を作っていきます。
まずは「強化棟」と呼ばれる金具を屋根の下地部分に取り付けていきます。
シルガードで面戸瓦を固定し、更に上からシルガードを詰めていきます。
シルガードとは
瓦のすき間部分に白くなっている部分があるのをご存じでしょうか?その部分が漆喰になるのですが、
シルガードは通常の漆喰とは違い、シリコンや防水剤が入っているため防水性に優れています。
葺き土の代わりとして使用することができます。
シルガードを詰めた上に角材を設置し、面戸の部分に「漆喰」を綺麗に整えながら(外から見える部分になるので)塗っていきます。
「のし瓦」を設置し、のし瓦のすき間にシルガードを詰めていきます。
「強化棟」と呼ばれる金具の上に芯木を設置します。
シルガードを詰め、「のし瓦」を2段目、3段目と設置することを繰り返し、最後に棟瓦の一番上にあたる「冠瓦」を設置していきます。
「冠瓦」はゴムパッキン付のビスで止めて固定しました。
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