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草加市で家の点検・調査で判明した屋根の不具合…問題のある屋根材【パミール】の現状把握と今後のメンテナンス方法
更新日：2024年6月25日
問題のある…問合せのキッカケは屋根ではなく雨樋でしたが(-_-;)
草加市にお住いの皆さま、こんにちは！
街の屋根やさん越谷店です(^_^)/
今回のお問い合わせ頂いた内容は、『先日の突風で、雨樋が外れて飛んでしまったんです。その時に屋根を見たら、ボロボロしているように見えるんです。一緒に見てもらえませんか？』
もちろん、見させていただきます(^_-)-☆雨樋がどのように飛んでしまって、屋根の状態や外壁も全て✅チェックします！！お任せください♪
キッカケは、この雨樋！！
突風で折れて飛ばされ、２階の小窓から見たらΣ(ﾟДﾟ)
これは、お隣様にご迷惑を掛けてしまうと、慌てておられました。
すぐに確認に向かいました！！
雨樋は、２階から１階に向かう下屋根の上を這っている『這樋』（はいどい）が外れて飛ばされてしまったんですね(;・∀・)
そのまま放置しておくと、危険ですので這樋を取り除きました。
雨樋の修理も必要ですが…お客様が仰っていた、屋根の状態も見て行きましょう！！
おおおおおお～っと(/ω＼)
屋根がボロボロとお問い合わせの時に言っていて、想像をしていましたが…やはり問題のある屋根【パミール】でした。
パミールが問題のある屋根？なんで？？？？
はい、1996年～2008年にニチハが製造販売していたスレート屋根で、当時はアスベスト含有で健康被害が出ていたころ…
各メーカーがアスベストを含まないノンアスベスト屋根を試行錯誤で仕上げていきました。その中のニチハ・パミール屋根！！健康被害が取り沙汰されていたこともあり一躍有名に！！し・か・し・・・挙って各メーカーが売り出し始めた結果、充分な検証がされないまま使われることに。7年を経過すると剥離が始まり、10年でボロボロと問題が浮き彫りになってしまった屋根なんです。
見た目も屋根の端から削れている状態がお分かりになりますか？
ノンアスベストの屋根材…脆くボロボロに(;´Д`A ```
パミール屋根の特徴で、端から剥がれ内部を見るとミルフィーユ状になっているのが分かると思います。何層にも重ね作り上げ、その時は良いと思ったものが検証不足でこの状態に((+_+))
耐久性に大きな問題があり、現在製造中止になっています。
2008年まで製造され、現在2024年ですので、16年～28年前に新築や屋根のメンテナンスをしていた方でスレート屋根にしている方は確認してくださいね！！
もしかしたら問題のある屋根が使用されている可能性も！！
今回のお客様はニチハ・パミール屋根でしたが、問題のある屋根は他にもあるんです…
クボタ コロニアルNEO・アーバニー
松下電工 レサス・シルバス
セキスイ かわらU
⇈心当たりのある方は、図面や仕様書を確認してみてください！！
問題のある屋根のメンテナンス方法は、
屋根カバー工法
or
屋根葺き替え工事
になります。
何故、塗装出来ないの？
脆くなっている屋根に塗装をしても屋根材自体の問題なので意味のないものに…そして屋根に上って塗装するため乗ったそばから割れてしまうんです。そのため屋根カバー工法か屋根葺き替え工事の２択になるんです！！
その他、屋根のテッペンにある棟板金の目地にコーキング剤が充填されていますが、コーキングも劣化するんです！！
コーキングが劣化してしまうと、ひび割れや瘦せ細りがでてしまい、隙間が出来てしまうんです。そうすると…その隙間から雨水が浸入し雨漏りの原因になってしまいます。コーキングの寿命は、住宅環境によりますが早くて5年・多くは10年程で傷んでしまいます。メンテナンス時期に一緒にコーキングの補修も行いましょう！！
棟板金でもう一つ気になる場所は、釘の浮き…かなり大きく抜けていますよね(ﾟДﾟ;)
釘が抜け板金の固定力が弱まり板金自体が動き落下してしまったら…大変危険です！！
外壁のコーキングも劣化してしまっていました…ここは一緒に目視しご報告！！
お住まいをマジマジと見る事がなかったので、気が付かなかったと仰っていました。築年数が20年前後…そろそろ手を加えてマイホームを少しでも長持ちさせましょう！！
今回のキッカケは、雨樋が飛んでしまったことからでしたが現状を見てメンテナンスをすることでマイホームを維持できると決心してくださいました～
私どもの説明を聞き、ご納得くださって嬉しいです！！
そして、メンテナンスは屋根カバー工法・外壁塗装を実施する運びとなりました！！次回、施工をアップしていきますので、是非ご覧ください♪
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