足場設置

街の屋根やさん山梨店、店長の荻原でございます。

甲府市のアパートで棟板金が飛散したため、部分的な交換工事を行った様子をご紹介させていただきます。

強風の影響で棟板金（むねばんきん）が地面に落下してしまい、雨漏れの危険もあるため、急いで工事の準備を行いました。

棟板金とは、スレート屋根の頂点部分のつなぎ目にガルバリウム鋼板でフタをしてある箇所になります。

下地にクギで打ちつけてあるのですが、高い場所にあるため風の影響を受けやすい部分です。

一年を通じて、飛散してしまったというお問い合わせが多く、工事や応急処置も毎月行っております。

まずは足場を設置します。

アパートのため、ご入居者様には事前にご挨拶させていただきました。

通路部分にはなるべく邪魔にならないように配慮しながらの作業となります。

屋根足場設置

足場設置は一日で完了します。

ただ、今回は40度以上の角度のある屋根のため、屋根足場が必要となります。

屋根足場とは屋根が急で歩けないときに（25度以上は危険）設置します。

屋根に沿って足場を組み、作業ができるようにしたものです。

通常の住宅ではあまり見かけないかもしれませんが、別荘などではよく設置します。

屋根足場は通常の足場よりも作業が大変で、人数も必要なため単価が高いのが特徴です。

足場を設置しましたら、翌日に作業に取り掛かります。

棟板金撤去

まずは既存の棟板金と下地のヌキ板を撤去していきます。

今回は二人で作業を行いました。

バールを使用して、丁寧に撤去をしていきます。

飛散した箇所からは雨漏れは発生していないようで、ひと安心しました。

防水シートの状態がよかったのですね！

下地のヌキ板設置

次にヌキ板を設置していきます。

角度がある屋根ですので、作業時間もいつもの倍かかります。

最新の注意を払って、安全に配慮しながらの作業となります。

下地の木はコースレコードというビスで屋根の下地のコンパネに固定します。

棟板金設置

最後に棟板金を設置して完了です。

通常の住宅に使用される棟板金の倍の大きさはあります。

これが屋根を守ってくれるわけです。

部分的に板金ばさみで加工をしながら、つなぎ目にコーキングしていきます。

強風にも耐えられるよう、いつもより多くビスで固定しました。

完成の様子になります。

作業は一日で完了しました。

すぐに足場解体の手配をとり、工事は5日で完了しました！！

今回は飛散箇所のみの交換工事でした。

全体的なメンテナスを行う際は是非お声掛けいただければ幸いです。

今回は工事のご用命、誠にありがとうございました。

弊社は甲府市内の棟板金工事を得意としております。

是非お気軽にお声掛けください。