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四国中央市蔵の葺き替え。丸伏せと棟を積んで大屋根の施工が完了しました。
更新日:2024年6月10日
丸伏せ部分の作業です。
丸伏せは和型の瓦で見られます。
瓦の横幅の割の都合上綺麗に瓦割が出来ない場合、丸伏せをして仕上りを調整します。
各面、両端から2枚目と3枚目の間に取り付けます。
隙間が広すぎる場合は2列ずつ丸伏せすることもあります。
もちろん風で飛んでも、雨が吹き込むといけないので丸伏せを括る銅線と漆喰を乗せます。
丸伏せは紐丸という半丸瓦を使用します。軒先から棟へ施工し、棟際まで取り付けます。棟と被るところは丸伏せ、棟瓦それぞれ加工するので一先ずここまで。棟の所には一定間隔で棟金具を取り付けます。棟金具はビスで屋根板と固定します。
棟金具の上部の枠に防腐処理した棟木をはめ込みビスで固定します。
棟はまず鬼瓦と巴瓦を取り付けます。
鬼瓦は棟や尾の先端に付いた迫力ある大きな瓦です。
巴は鬼瓦の下に乗っかっている瓦です。
両面の袖瓦の合口を隠します。
鬼瓦の後ろは銅線で引っ張って固定しています。鬼瓦が傾いたりズレている場合はこの銅線の劣化が多いです。鬼を直すのに棟を1部壊す理由はその為です。
棟瓦を積みます。
棟で使用する瓦は
面戸瓦、大面瓦、のし瓦、雁振り瓦等です。鬼の大きさによって段数や棟の真ん中からどのくらい幅をとるかが変わります。
写真の面戸は地伏せ瓦と大面瓦の間に取り付けます。
2段目に大面を付けます。今回のように幅の広い足つき鬼の場合は片紐大面を使用します。
段ごとに漆喰を乗せます。
3段目に紐のし、4、5、6段目にのし瓦を積みます。
幅木で、真っすぐになるよう微調整します。棟に落ちる雨が外側に流れるよう勾配を取ることも重要です。強力棟はでは対面する瓦同士を銅線連結して飛散を塞ぎます。鬼が大きくなると棟を積む段数が増えますが、増える瓦は写真の
のし瓦か紐のし瓦になります。
地方によって段数に対する割合とかは変わってきます。
今回は鬼が8寸(約24cm)なので、のし瓦、紐のし瓦部分が5段になります。
のし3段、紐のし2段にしています。
ここまでの棟は早くやりすぎると、漆喰が固まらずにズレてくるので
1段ごとに漆喰がある程度乾くまでおいておきます。
最後に雁振り(棟のてっぺんの瓦)をビスで打ちます。棟木に効くことで金具を通して屋根板からしっかり効くようにしています。
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