ホーム > 新居浜市にある中古物件購入による葺替依頼で屋根状況を確認して…
新居浜市にある中古物件購入による葺替依頼で屋根状況を確認してきました。
更新日:2024年4月7日
みなさん、こんにちは。
街の屋根屋さん新居浜中央店の合田です。
今回は新居浜市にある中古物件購入を検討しているお客様への対応として
不動産屋さんと屋根の調査へ向かいました。
この現場は過去にも購入検討があり訪問は3回目になります。
検討しているお客様ごとに要望は異なる事と、前回調査から1年近く間隔が
空いているため再度屋根の現状調査にいきました。
今回の現場です。
建物の増築を重ね、日本瓦、菊間瓦、S型スレートの3種類の瓦が使用されています。
前々回は屋根全体の葺替え、前回は日本瓦の棟部分のみの要望でした。
今回のお客様は日本瓦屋根部分のみ葺替え費用を知りたいとのことなので左側の日本瓦部分と
真ん中の棟が崩れている部分を中心に確認します。費用面から安価な陶器瓦として釉薬平板瓦で葺替える仮定で確認します。
日本瓦は裏側にも切妻屋根が繋がっています。
不動産屋さんの手入れで裏側までトラックが付けられるスペースがありました。
ここから、古い屋根瓦や屋根上の土を投げ下ろせます。
当社では既存屋根瓦の撤去は現場の状況によって費用が異なります。ポイントは3つで・撤去方法 屋根から投げ下ろせる<電動タワーで降ろす<運搬作業が必要・屋根材や土等の有無 屋根材のみ土は無し<屋根材と桟木、土は無し<屋根材、土が有る・屋根板の貼り替えの有無 部分補修<全面増し貼りによって費用が変わります。
菊間瓦部分の棟は平雁振とのし瓦が飛んで崩れています。土が丸見えなので雨漏りの原因となります。日本瓦部分は少量の範囲でも複数枚の破損瓦、モルタル剥がれ、瓦のズレが目立ちます。
色んな角度から見ても破損瓦の多さ、モルタルの剥がれや瓦のズレが目立ちます。
モルタルは棟や地伏せ瓦のつなぎ目に施工しています。
役割としては、・隙間から雨水の侵入防止・瓦のズレを抑制の2点があげられます。
昔の日本瓦は瓦の下に土を敷き詰めて瓦を置いているので釘は打っていません。*軒先や妻先は除く。年月が経ち、土が乾いてパサパサになると瓦は土ごとズレていきます。土は瓦を置くときに瓦の型や段差部分を象るので元の状態に戻すことは難しいです。モルタルで瓦同士を接着させ、ズレを防止する策もありますが、10~15年くらい経つとポロポロ取れていきます。
棟から3段目の瓦が大きくズレています。
ここは初めて調査した時からこの状態でした。
通常、瓦の下には大量の土、杉皮があるのですが、屋根板と垂木が完全露出しています。かなり前からズレて、大量の雨を受け土や杉皮が流れたり取れたりしたと考えられます。
この屋根板や垂木もどのくらい腐っているか分からない状態です。
屋根瓦全体がずれ落ちているため、この段のズレた瓦だけ戻すことはできません。ズレを戻すとその下の段の瓦に隙間が出来てしまいます。この状態から応急的な補修で雨漏りを止めることは不可能で葺替えは必須と考えます。
葺替えを実施するにあたって瓦工事以外の部分の確認です。
入母屋屋根には狐格子など格子部分があります。瓦と格子の間には雨押えの板金工事が必要になります。
この中古物件は全て左官漆喰していました。
既存瓦と漆喰はくっついている状態なので瓦を取り除けると少なからず漆喰は取れます。
また葺替えは平板瓦なので形状が変わります。
状態を確認後打ち合わせで白の漆喰で同じように戻す仕上がりで見積することにしました。
瓦の壁際の流れ部分の雨押え板金をめくりました。現在では壁際に葺きこんでも捨て水切りという板金が雨水を拾って壁際からの雨漏りを防ぎます。しかし昔の屋根には入っていない事が多いです。入っていない場合は捨て水切りの板金工事が必要になります。この現場は入っていませんでした。
調査が終わりました。
今回の葺替えをするにあたり想定される工事内容を職人と不動産屋さんと内容をすり合わせ
平板瓦での葺替えの御見積を提出させていただきます。
葺替えは屋根状態や現状施工をしっかり確認しておかないと、いざ実施すると予想外の工事が必要になってきます。そうなると会社自身、お客様自身にも予定外の費用が追加になってしまうことになりどちらもマイナス要素になります。既存のものをそのまま使用できることもありますが現状の状態をしっかり見て必要な事項、不要な事項、必要と予想される事項をしっかり見極めていきます。屋根のトラブルや気になる事があれば
街の屋根屋さん新居浜中央店へお気軽にご相談ください。
街の屋根屋さん新居浜中央店0120-32-6886ご相談、点検、お見積り無料です。
屋根工事のご依頼・ご相談が初めての方
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane-niihama@higaki-roofest.com
桧垣スレート株式会社
〒792-0811
愛媛県新居浜市庄内町3丁目1−46
愛媛県の加盟店一覧
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane-ehime@tankawara.co.jp
有限会社丹瓦建材店
〒793-0073
愛媛県西条市氷見丙466
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane-ehime@tankawara.co.jp
有限会社丹瓦建材店
〒791-1102
愛媛県松山市来住町798−7
ベルメゾン南久米102号室
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様の不安を解消できるように、お問い合わせから工事の完成までの流れをご紹介しています。
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様から寄せられた屋根に関する疑問を、当店スタッフが親身に回答しています。
弊社で行った施工事例をご紹介しています。詳細な説明と写真でわかりやすくお伝えします。
弊社の会社概要になります。街の屋根やさんとはこんな会社です。