ホーム > 茅野市:屋根の軽量化で耐震性アップ:6.1tセメント瓦から1…
茅野市:屋根の軽量化で耐震性アップ:6.1tセメント瓦から1t金属屋根へ葺き替え
【工事のきっかけ】
築50年の平屋で耐震性が心配だったため、今回の工事となりました。
市の耐震診断で評点0.65点(倒壊する可能性がある)という評価が出ました。これを評点1.0(一応倒壊しない)まで引き上げる必要があり、重いセメント瓦を軽量の金属屋根に葺き替えることになりました。耐震工事の場合、屋根が瓦であれば屋根の軽量化で評点が大幅に上がります。これに建物の柱や筋交いを金具で補強し、大きな開口だった掃き出し窓を小さくしてその分耐力壁にした結果、評点1.15まで上がっています。
基本情報
みなさんこんにちは
いつも街の屋根やさん松本諏訪平店のブログをご覧いただきありがとうございます
茅野市で行った屋根工事の様子をご紹介します。
築50年の平屋のお家で、大規模な耐震改修工事の一つとして、セメント瓦から軽量金属屋根への葺き替え工事を行いました。
屋根が瓦やセメント瓦などの重い素材の場合、軽量の金属屋根へ葺き替えることで耐震性が大幅に向上します。
今回は茅野市の耐震診断で耐震評点0.65(倒壊する可能性がある)という診断でした。
これを耐震評点1.0以上(一応倒壊しない)まで引き上げる必要があります。
屋根を軽くすることでこの評点は0.3上がります。これに加えて柱や筋交いの補強、開口を縮小してそこを壁にするなどして、最終的にこのお家の耐震評点は1.15まで上がりました。
今回はこの工事のうちの屋根工事の様子をご覧いただきます
街の屋根やさん松本諏訪平店ではこれまでに耐震工事を何件も手掛けてきました。経験、知識豊富なスタッフが費用をなるべく抑えて最大効果が出る工事をご提案します。耐震リフォームを検討されている方、耐震性に心配がある方、一度街の屋根やさん松本諏訪平店までご相談ください。お問い合わせは下の画像をクリック!フォームからメールでお気軽にどうぞ。
まずはセメント瓦を撤去していきます。
セメント瓦は1枚約2.8㎏、1㎡あたり16枚使うので1㎡の重さは約45㎏、今回の屋根は136㎡だったので瓦の重さは6120㎏(6.1t)です。
これを人数をかけて手作業ですべて撤去します。体力のいる作業ですが安全を第一に事故のないようにに作業しました。
瓦は今はビス止めが義務付けられていますが、以前は瓦桟という角材に引っ掛けて止めていました。
新しい屋根に葺き替えるにはこの瓦桟も不要なので撤去します。
50年たまっていた松や杉の葉もきれいに掃除をして屋根の上に何もない状態にします
屋根材の下には野地板(のじいた)という下地材があります。
以前は文字通り隙間を少し開けて板を貼っていました。この隙間は小屋裏換気といって小屋裏(屋根裏)の換気のためにあえて開けている隙間です。
いまでは棟からの換気設備を設けることが多いため、新築でもリフォームでも野地板は12㎜厚の構造用合板を敷きます。
次に下葺き材とも呼ばれるルーフィング(防水シート)を敷いていきます。
以前のルーフィングは紙製だったので長期間持つことはなく、野地板の隙間もあって破れやすいものでした。
今のルーフィングはかなり改良されて材質も強固なものが出ています。
弊社では特に軟質弾性プラスチックルーフィングと呼ばれるチャンピオンルーフィングという商品を使っています。
柔軟性のある樹脂シートを紙で挟んだもので、樹脂製なので簡単には破れず、柔軟性があるので施工も簡単です。
今一般的に使われている改質アスファルトルーフィングよりも軽量という点も耐震屋根工事には適した建材です。
今回は平屋に金属屋根を葺くということで、夏の室内の暑さが懸念されました。
そこで遮熱シートを屋根の下に貼ることで暑さの軽減を図りました。
遮熱シートはサーモバリアという商品で、梱包材のエアキャップ(プチプチ)に似たシートを純度99.9%のアルミシートで挟んだもので、熱を反射させることで屋根や外壁に使うと夏の暑さを反射してくれます。
熱の伝わり方には直接触って伝わる熱【伝導熱 カイロなど】空気で伝わる熱【対流熱 エアコンなど】赤外線で伝わる熱【輻射熱 太陽・ストーブなど】の3つがあります。
断熱材は伝導熱と対流熱には効果がありますが輻射熱は止まりません。
サーモバリアは輻射熱に効果があります。
ちなみに建物内の熱移動のうち伝導熱と対流熱は25%、輻射熱は75%あります。
割合が一番大きい輻射熱に効果があるのがサーモバリアです。
このサーモバリアを屋根に貼ることで、真夏は70度にもなる屋根表面の熱が室内に入ってくるのを遮断してくれます。
屋根材本体を取り付けます。
今回はSGL鋼板のニクスPro GMルーフを使用しました。
SGL鋼板とはSGLのGLはガルバリウム鋼板のことで、SはSuper(超越した)Spcial(特別な)Sperior(上質な)を意味するSです。
ガルバリウム鋼板を超えた特別で上質なガルバリウム鋼板です。サビに強く長期の矢移行期間が期待できます
工事が終了しました。
だいぶ劣化していたセメント瓦から新しいSGL鋼板に変わり、見た目もきれいになりました。
もちろん6tあった屋根材の重量も1tと6分の1に軽くなり、耐震面でも安心できる屋根になったかと思います。
今回の工事でかかった費用は上記です。
少々費用が掛かってしまいますが、その分安心と安全を確保できていると思います
街の屋根やさん松本諏訪平店では年間20件を超える屋根の葺き替え、カバー工法の工事を行っています。10日から2週間かかる工事なのでほぼ毎日屋根工事を行っていることになります。施工は有資格者の経験豊富なベテラン職人が行います。屋根でお困りごと、お悩み事がある方、耐震性が心配な方、一度街の屋根やさん松本諏訪平店までご相談ください。点検、調査、お見積りは無料で行っています。無料点検のご案内は下の左の画像をClick!お問い合わせは下の右の画像をClick!フォームからメールでお気軽にどうぞ。
〇今回の現場の茅野市ってこんな街
茅野市は日本のほぼ中央に位置する人口5.5万人ほどの八ヶ岳連峰のすそ野に広がる高原都市です。
都心からおよそ2時間とアクセスもいいリゾート地です。
蓼科高原、車山、白樺湖など八ヶ岳の大自然に恵まれているほか、縄文時代の国宝土偶「縄文のビーナス」「仮面の女神」に代表される歴史的遺産でも有名です。
茅野市役所は日本一標高が高いところ(801m)にある市役所です
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane-matsumoto@email.plala.or.jp
株式会社イトウ住建
〒399-0734
長野県塩尻市大門四番町6-5
長野県の加盟店一覧
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane.iida@tanoshi-reform.com
株式会社たのしいリフォーム
〒395-0811
長野県飯田市松尾上溝6314-2
各種屋根工事メニュー
私たち『街の屋根やさん』は神奈川県を含む関東全域を施工エリアとする、お住まいの屋根の専門店です!
街の屋根やさんでは下記の工事を取り扱っております。工事内容の詳細は各工事ページでご確認下さい。
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様の不安を解消できるように、お問い合わせから工事の完成までの流れをご紹介しています。
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様から寄せられた屋根に関する疑問を、当店スタッフが親身に回答しています。
弊社で行った施工事例をご紹介しています。詳細な説明と写真でわかりやすくお伝えします。
弊社の会社概要になります。街の屋根やさんとはこんな会社です。