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高岡市にて!地震被害による「棟瓦修理」を行っています
更新日:2024年4月3日
屋根の面と面とつなぐ「棟」の中でも、屋根のてっぺんに位置する「棟」を「大棟」といいます。
↑瓦屋根の「大棟」が大きく歪んでいます。
こちらの棟瓦を一度取り外していきます。
瓦自体の状態は割れや破損などがないため、積み直す際にはこちらの瓦を再度使用します。
強化棟と呼ばれる金具を屋根の下地部分に取り付けていきます。
今回は1m間隔で取り付けています。
シルガードで面戸瓦を固定し、さらにシルガードを詰めたあと、角材を設置します。
シルガードとは
瓦のすき間部分に白くなっている部分があるのをご存じでしょうか?その部分が漆喰になるのですが、
シルガードは通常の漆喰とは違い、シリコンや防水剤が入っているため防水性に優れています。
葺き土の代わりとして使用することができます。
面戸の部分に「漆喰」を綺麗に整えながら(外から見える部分になるので)塗っていきます。
「のし瓦」を設置していきます。のし瓦は銅線で左右固定されています。
一段目の「のし瓦」を設置した上にシルガードを重ね、二段目の「のし瓦」を設置します。
最初に取り付けた「
強化棟金具」の上に「芯木」と呼ばれる角材を固定します。
この上にシルガードを被せていきます。
こちらの棟の「のし瓦」は四段設置されているので、三段目、四段目の「のし瓦」と「のし瓦」の間にもシルガードを詰めて重ねて設置しました。
最後に
「
強化棟金具」の上に固定した、「芯木」と呼ばれる角材に「冠瓦」をゴムパッキン付のビスで止めて固定しました。
大棟部分と同じように「隅棟」も棟の積み直し工事を行いました。
強化棟金具で固定していくことにより、棟瓦の強度が高まっています!!
また、外から見える漆喰部分も綺麗になっています!
次回、現場ブログにて取り合い部分の「のし瓦」補修工事の施工状況をご紹介します♪
この記事を書いた加盟店
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