更新日：2024年03月10日

大網白里市みやこ野にお住まいのお客様より、屋根が劣化してきているということで点検・お見積りのご依頼をいただき現地へ伺いました😊

強風や大雨等のあとは 破損や不具合などの異変が無いか、おうちの周りを目視でチェックされることをおすすめします。

屋根の状態を確認

屋根材は、旧クボタ社が取り扱っていた「アーバニー」でした。天然のスレート材のような高級感のある屋根材で、実際は1枚のスレートですが「切り込み（スリット）」を入れることで、長さを変えて敷かれているように見えるのが特徴です。

経年等により、屋根表面は塗装が劣化して色褪せや苔（コケ）が発生していました。棟部分の屋根材がひび割れ、ズレていました。

棟板金に浮きが発生していました。隅棟（すみむね）との接合部のシーリングや、棟板金の内部下地（貫板：ぬきいた）が劣化していることが主な原因です。

差し棟部分を確認

大棟（おおむね）から下方向へ設置されている隅棟（すみむね）は「差し棟」という納め方となっていました。大棟部分の棟板金は、棟全体に板金を被せる「棟包み」という納め方でしたが、「差し棟」は屋根材と差し棟板金が一体になっています。

１枚ずつしっかり固定されているため隅棟部分は飛散しにくいのですが、補修や交換が必要になった場合は差し棟と一体になっている屋根材も剥がす必要があります。アーバニーは既に廃盤となっているため注意が必要です。

下屋根（1階屋根）の様子

下屋根は、位置的に2階部分や、隣家等の影になりやすいため苔が発生しやすい環境です。じめじめしたところに、土ほこりなどが付着して黒ずんでしまっています。

2階の外壁と下屋根がぶつかる部分は、外壁から伝ってきた雨水が建物内部に侵入しないように水切り板金で雨仕舞（あまじまい）をしています。そして、屋根材との境目にシーリング処理を行っていますが、シーリングの劣化が進み、ヒビ割れて隙間も発生している状態でした。

点検の結果、金属屋根でカバー工法のご提案となりました。屋根カバー工法は、877,800円（税込み）～承っております。今までの屋根の上に新しい防水紙＋新しい屋根材をカバーする工法で、棟板金も貫板から新しく設置されますのでおすすめです！

私たち街の屋根やさんでは、アーバニーのカバー工法や葺き替えも数多く承っております。お気軽にご相談ください(*^▽^*)