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名古屋市南区で瓦屋根の雨漏り調査、下葺きの劣化で金属屋根による葺き替えが決定
更新日:2024年2月14日
こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。
今回は、名古屋市南区の住宅で実施した、瓦屋根の雨漏り調査の内容についてご紹介いたします。
このたび雨漏り調査を行うのは、以前漆喰の詰め直しを行った住宅です。
漆喰詰め直し工事から数年が経過し、雨漏りが発生したとの連絡をいただいたため、コーキングなどで補修してみたところ、それでも止まらないので再調査を行いました。
住宅の屋根仕上げは、和瓦です。
屋根の上で調査を行うと、そもそも劣化しにくい瓦材や数年前に詰め直した漆喰などは、比較的きれいな状態にあることがわかります。
瓦材の一部を取り外し、下地の状況を確認してみたところ、下葺き材として使用されている杉皮がひどく劣化し、2次防水として機能していないことがわかりました。
ちなみに2次防水とは、屋根仕上げ材の下にある防水シート層のことをいいます。
仮に、1次防水である屋根仕上げ材の裏側に雨水が侵入しても、2次防水の層で食い止め、建物内への影響を確実に防ぐことが目的となります。
つまり、最終的に建物を守っているのは2次防水であり、その重要な部分が機能しなくなると、当然ながら雨漏りの原因となることがあるのです。
下葺き材は、今でこそ防水シートにはアスファルトルーフィングなどの性能の高いものが使用されていますが、ひと昔前には一般的に杉皮が用いられていました。
ちなみに、住宅の屋根で起こる雨漏りは、2次防水が原因となっているケースが非常に多く見られます。
そのため、雨漏りしにくく、長持ちする屋根をつくるには、防水シートの性能を高めることが重要なポイントとなります。
今回行った雨漏り調査では、屋根の下地である杉皮が激しく劣化しており、2次防水が効いていないことが確認できました。
また、お施主様より「地震発生時の影響を考えると屋根の軽量化をしたい」とのご希望もあり、ガルバリウム鋼板屋根を使った葺き替えによるメンテナンスを行うことになりました。
なお、このガルバリウム鋼板屋根を使った葺き替えメンテナンスの様子については、次回からのブログにて詳しくご紹介したいと思います。
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