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名古屋市緑区の工場建物で折板屋根とALC外壁に著しい劣化を確認した雨漏り調査
更新日:2024年2月6日
こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。
今回は、名古屋市緑区の会社の工場建物にて、折板屋根とALC外壁で発生していた雨漏りなどを確認した現場調査の内容についてご紹介いたします。
今回は、会社の工場建物で雨漏りが生じているとのことで、その調査のためにおじゃましています。
雨漏りは、建物内にも影響が及んでおり、床には水たまりができています。
雨漏りの水が建物内に侵入してしまうと、内装や設備、または電化製品などにダメージを与えるなど、被害が大きくなるので、注意が必要です。
この雨漏りの原因は、屋根と外壁から生じているようなので、調査を行っていきます。
工場の屋根仕上げは、折板屋根です。
折板屋根の本体やそれを固定するボルトなどは、かなり劣化が進んで、いたるところにサビが発生していることが確認できます。
金属のサビは、強度を低下させるばかりか、穴があいてボロボロになってしまうこともあるなど、非常にリスクの高い劣化症状です。
そのため、金属製の仕上げ材を用いた建物では、サビ対策をしっかりと行うことがきわめて重要になります。
屋根の雨漏りは、折板屋根の一部に板金加工が施されている箇所から起こっているようです。
この板金加工を施したところは、その他の屋根部分と比べてもサビが広がり、ひときわ目立っています。
そのため、この上に下地をつくって防水処理を行い、新たな板金部材を設けるカバー工法による雨漏り修理を行っていくことになりました。
外壁は、ALCに吹き付け塗装を施した仕上げです。
ALC外壁は、目地部分のシーリングが劣化して大きくひび割れている箇所が複数見られるほか、本体にもひび割れが見られます。
シーリングは、雨水の侵入を防ぐ重要な役割がありますが、ひび割れが生じると雨水を招き入れてしまい、雨漏りを引き起こすことも少なくありません。
また、ALC本体のひび割れは、ALC自体が雨水が吸い込むようになり、内部の鉄筋にまで影響が及ぶと、腐食してさらに被害を拡大する恐れもあります。
シーリングやALC本体のひび割れは、雨漏りの原因となるだけでなく、建物寿命にも影響与えることがあるので、定期的な点検とメンテナンスを行っていくことが重要です。
今回の現場調査では、折板屋根とALC外壁の著しい劣化によって雨水の侵入を許したことが、雨漏りを引き起こしていることを確認しています。
そのため、折板屋根には部分的なカバー工法を、ALC外壁にはシーリング打ち替えとひび割れ補修をして塗装工事を行っていくことになりました。
なお、これら工事の様子は、次回からのブログにて詳しくご紹介したいと思います。
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