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名古屋市緑区の和瓦住宅で棟瓦の歪みや漆喰ひび割れなどの劣化を確認した現場調査
更新日:2024年1月6日
こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。
今回は、名古屋市緑区の築38年の住宅で実施した現場調査の内容についてご紹介いたします。
今回の現場調査は、以前、漆喰工事を行った住宅において実施したものです。
今回、現場調査でおじゃましたのは、築後38年が経過する和瓦の住宅です。
早速、はしごで屋根に上がり劣化状況を確認していきます。
屋根に上がってみると、棟の冠瓦が激しく歪んでいる様子が確認できます。
和瓦自体は、非常に耐久性が高く、簡単に劣化するものではありません。
しかし、棟瓦内の漆喰や冠瓦を固定している銅線などは、経年とともに劣化するので、それが原因で棟瓦の歪みが生じてしまうことがあります。
その他にも、地震の揺れや台風時の強風、その他飛来物による物理的な影響などでも歪んでしまいます。
また、棟瓦の歪みが悪化すると、崩れてしまう恐れがあり、その場合は、ほかの瓦材を割ってしまったり、あるいは雨漏りを引き起こしたりするようになるので、状況に応じたメンテナンスを行うことが重要です。
鬼瓦と冠瓦との取り合い部や鬼瓦がない部分に詰めている漆喰は、劣化が進み、変色やひび割れが見られるほか、一部が剥がれてしまっている様子が確認できます。
この部分が著しく劣化してしまうと、雨水が入り込んで、雨漏りを引き起こす原因にもなりかねません。
屋根と外壁との取り合い部に設置している雨押え板金は、サビが発生しており、またその下部に詰めている漆喰にもひび割れや苔、カビなどの症状が見られます。
板金のサビは、徐々にその範囲を拡大するようになり、また、穴があいてしまうと雨漏りの原因にもなることから、とくに注意しておきたい症状といえます。
今回の現場調査では、棟瓦の歪みのほか、漆喰のひび割れや変色、雨押え板金のサビなど、さまざまな劣化症状が確認できました。
これら調査結果に基づき、棟部の補修および瓦止めや漆喰の詰め直しなど、必要なメンテナンスを行っていきます。
なお、これらメンテナンスの様子については、次回からのブログにて詳しくご紹介したいと思いますので、ぜひご覧ください。
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