既存の波板を撤去します。
波板は端から順番に重ねて張られているので、反対側の端から順番に外していきます。
外した波板は産業廃棄物として、当店で適切に処分を行います。
別途処分費用が必要になりますが、お見積りをご提出の際にお客様にきちんとご説明をさせて頂きます。

波板を全て外したらフレーム（骨組み）の点検を行います。
フレームに歪みや破損があると新しい波板を適切に固定できません。
現地調査の時にも点検を行いましたが、波板を外したタイミングでも再度問題がないか確認します。
点検の結果錆びている箇所はありましたが、大きな問題はなく再利用できる状態でした。

今回はこちらのポリカーボネート製波板を張っていきます。
お客様が選ばれたカラーは人気のあるブロンズクリアです。波板の色で建物の雰囲気もだいぶ変わるので、波板を張り替える際にはどんな色にしようかと悩まれる方が多いでしょう。
ブロンズクリアは明るさを維持しつつ、汚れも目立ちにくい当店おすすめのカラーです。

新しいポリカ波板の山部分にインパクトドライバーで下穴を開け、専用のフックボルトでしっかりとフレームに固定していきます。
止水パッキンが付いている為、この穴から雨水が入り込む心配はありません。

フックボルトはL字型になっており、下穴にフックを差し込んでフレームに引っ掛ける様にして固定します。ステンレス製のフックボルトは錆びに強く耐久性に優れている為、屋外の建築物の資材としてよく使用されています。
▶ベランダ・カーポート・駐輪場屋根の波板用ビスや釘の種類｜下地の種類で使分けましょう！

波板を複数枚使用して施工する場合は、波板同士の重ね代を2.5山以上重ねる必要があります。
2.5山以下だと風の影響を受けて波板が浮きやすくなり、隙間から雨水が入り込む事がある為です。
フックボルトの間隔は5山以内という施工基準を守って留めました。
この施工基準を守らないと、波板が外れやすくなる可能性があります。