堺市南区で屋根葺き替えを検討中の現地調査｜モニエル瓦→スーパーガルテクトやガルバリウムの金属屋根で軽量化
更新日：2023年12月8日
モニエル瓦の特徴
ヨーロッパ発祥のセメント瓦の一種で、セメントと川砂をを混ぜ合わせて作られた『乾式コンクリート瓦』を指します
断熱性や耐震性に優れているだけではなく、デザインにも多様性がある有能な屋根材です。
一番の特徴は瓦表面の処理が特殊で、着色スラリー（スラリー層）と呼ばれるセメントの着色剤を厚めに塗り、その上にアクリル樹脂系のクリヤー塗料で覆って完成させます。
主成分がセメントで防水性がなく、メンテナンスに塗装が必要です。
再度塗装を行う際は、スラリー層を綺麗に取り除いた後に塗装を行わなければなりません。スラリー層の除去をしっかり行わないと、数年で塗膜の剥離が発生する恐れがあります。その為、モニエル瓦の塗装には細心の注意が必要です。
塗装が必要な瓦で『セメント瓦』があります。見分ける方法として、セメント瓦は小口（切り口・切断面）が滑らかで、モニエル瓦は小口がザラザラで凸凹しています。
▶セメント瓦・モニエル瓦の最適なメンテナンス方法
断熱性や耐震性に優れているだけではなく、デザインにも多様性がある有能な屋根材です。
一番の特徴は瓦表面の処理が特殊で、着色スラリー（スラリー層）と呼ばれるセメントの着色剤を厚めに塗り、その上にアクリル樹脂系のクリヤー塗料で覆って完成させます。
主成分がセメントで防水性がなく、メンテナンスに塗装が必要です。
再度塗装を行う際は、スラリー層を綺麗に取り除いた後に塗装を行わなければなりません。スラリー層の除去をしっかり行わないと、数年で塗膜の剥離が発生する恐れがあります。その為、モニエル瓦の塗装には細心の注意が必要です。
塗装が必要な瓦で『セメント瓦』があります。見分ける方法として、セメント瓦は小口（切り口・切断面）が滑らかで、モニエル瓦は小口がザラザラで凸凹しています。
▶セメント瓦・モニエル瓦の最適なメンテナンス方法
これから、屋根に上がって全体の状態をしっかり確認していきたいと思います。
屋根調査の時は必ず二人一組で、ヘルメットを着用し声掛けを行いながら、安全第一で慎重に調査を行います。
屋根調査の時は必ず二人一組で、ヘルメットを着用し声掛けを行いながら、安全第一で慎重に調査を行います。
紫外線や風雨の影響も勿論あります。しかし屋根塗装を行った年数を考えると、表層塗膜の剥がれが起るには少し早い気がします。
恐らく、スラリー層の除去作業に問題があるのかもしれません。スラリー層は塗装がのりにくくなってます。その為、塗装を行う際に高圧洗浄でスラリー層を除去し、それでも除去できない場合はケレン作業で除去を行います。この工程がしっかり行わなければ、劣化したスラリー層と共に塗装が剥がれてしまう可能性があります。
▶お住いが教えてくれる屋根補修のサイン
瓦のズレや飛散防止の為に施されている、コーキングも切れて劣化していました。
継ぎ目の隙間埋めや、ひび割れ補修などで活躍するコーキングも劣化を放置すれば、棟のズレや崩壊を引き起す危険性が高くなります。
▶棟に不具合があり雨漏りが起った現地調査
▶シーリングやコーキングの種類と使用方法
今回は見られなかったのですが、棟を固定している釘の浮きには注意しましょう。
釘浮きや抜けが起ってしまうと、固定力の低下によって強風時には棟瓦が飛散する場合があります。また、釘を伝って内部に雨水が入り込むと、屋根下地材の腐食が発生し大掛かりな工事に発展してしまうかもしれません。
釘浮きや抜けが起ってしまうと、固定力の低下によって強風時には棟瓦が飛散する場合があります。また、釘を伝って内部に雨水が入り込むと、屋根下地材の腐食が発生し大掛かりな工事に発展してしまうかもしれません。
モニエル瓦にはズレが見られました。
瓦を固定している葺き土の劣化や、強風などの影響で瓦のズレが生じます。
瓦のズレは雨漏りが起りやすくなったり、落下する場合があるので注意して下さいね。
▶瓦がズレて雨漏りが起った現地調査
瓦を固定している葺き土の劣化や、強風などの影響で瓦のズレが生じます。
瓦のズレは雨漏りが起りやすくなったり、落下する場合があるので注意して下さいね。
▶瓦がズレて雨漏りが起った現地調査
木製の破風板は、塗装が剥がれていました。
表面に塗装を施して劣化を防止していましたが、日常的に紫外線や風雨に晒され続けると、塗膜が傷み木部自体も古くなっていました。
木製の為、耐久性があまり高くないので紫外線や風雨の影響が顕著に見られます。
▶破風板の役割と補修方法
表面に塗装を施して劣化を防止していましたが、日常的に紫外線や風雨に晒され続けると、塗膜が傷み木部自体も古くなっていました。
木製の為、耐久性があまり高くないので紫外線や風雨の影響が顕著に見られます。
▶破風板の役割と補修方法
お客様には屋根の現状や、金属屋根の種類などをご説明させて頂きました。葺き替えする屋根材は、『スーパーガルテクト』と『ガルバニウム鋼板』で工事のご提案をしました。
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