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日進市のスレート屋根でドローンによる調査、塗膜剥がれや苔、カビなどの劣化を確認
更新日:2023年9月18日
こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。
今回は、日進市の住宅において、老朽化が進んで劣化が進行したスレート屋根のメンテナンスを行うため、事前に行った現場調査の内容についてご紹介いたします。
今回、屋根のメンテナンスを行う住宅は、築後30年程度が経過しており、まだ一度も外装のお手入れをされていないとのことです。
5社ほどの相見積もりをされていましたが、屋根工事については弊社にお任せいただくことになりました。
ドローンを使い、築30年を経過する住宅屋根の劣化状況を調査していきます。
屋根仕上げ材はスレートです。
スレートは、セメントを主成分とする非常に薄い屋根材なので、軽量で耐震性向上に有利な屋根材ではあるものの、材料自体はそれほど高い耐久性が期待できるものではありません。
また、スレート屋根そのものに防水性はなく、表面に施している塗装によって雨などの水分から守られています。
そのため、表面塗装が劣化して防水性を損ねるとスレート自体が吸水し、苔やカビのほか、反り、割れなど、さまざまな劣化症状が現れるようになります。
スレートの下には防水シートが施されているので、直ちに雨漏りを引き起こすことはありません。
しかし、これを放置して著しく劣化が進行すると、当然に下地も傷み、雨漏りを引き起こす原因になることは注意が必要です。
スレート屋根は、表面塗装が激しく劣化し、塗膜の剥がれや、苔、カビなどが確認できます。
スレートそのものの防水機能はかなり損ねている様子が伺え、これ以上放置すると下地へのダメージが懸念される状態といえます。
屋根の頂上部に設置している棟板金は、固定している釘が緩んで浮いている様子が確認できます。
棟板金の釘浮きが生じるとわずかな隙間が生じるので、そこから雨水が入り込んで木下地を傷めてしまうようになります。
そうなると、釘を固定する力が弱まり、さらに緩んでしまうといった悪循環が生まれるのです。
棟板金の釘浮きは、風や気温差などの影響によって起こる劣化症状ですが、これを放置すると、強風で棟板金そのものが飛散する恐れがあることは、十分注意しておかなくてはなりません。
今回の現場調査では、スレート屋根の塗装が劣化し、塗膜剥がれや苔などの症状が確認できました。
築30年が経過し、劣化はかなり進んでいるので、今のうちに屋根カバー工法によるメンテナンスを行うことになりました。
ちなみに、これ以上劣化が進行して下地が激しく傷んでしまうと、屋根カバー工法は行えず、葺き替えなどの方法を検討する必要があります。
なお、屋根カバー工法によるメンテナンスの様子については、次回以降のブログにて、詳しくご紹介したいと思います。
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