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常陸大宮市の総二階住宅で雨漏り!総合的に判断し葺き替えをご提案
更新日:2023年9月12日
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
常陸太田市にお住いのお客様より、「寝室の天井クロスに雨染みのような変色したところがあり、少しずつ大きくなっているので見てもらえますか?」というご相談をいただきました。
最初は小さな染みでも、それが段々広がってくるととても心配になりますよね。
特に寝室は、お休みになった時に天井が必ず視界に入るため、日々の変化に敏感になるのでしょう。
お客様に安心していただけるよう、雨漏りの原因をしっかり調査したいと思います( ・ㅂ・)و ̑̑
ご依頼の常陸大宮市のお宅は総二階建てです。
総二階とは一階と二階がほぼ同じ形状になった住宅を指し、床面積をフルに活用できるので効率的な家造りがしやすくなり、耐震性も高くなります。
まず最初に、室内の雨染みの様子を確認しました。
赤外線サーモグラフィーを使って寝室の天井を映してみると、肉眼で見えていた染みよりも広範囲に温度低下部分が広がっているのが分かります。
赤外線サーモグラフィーは温度差を可視化するもので、より低温箇所は青色、より高温箇所は赤色で表示されます。屋根からの雨漏りは、小規模な染みでも思った以上に範囲が広がっている場合が多く、早めに相談されることをお勧めします(*_ _)人
寝室の他に、普段はあまり開けることのないクローゼットの天板部分にも、雨染みが見つかりました。
見せていただいた図面では、北側の寝室と東側のクローゼットはこの辺りに位置しています。
室内の状況を把握した後は、実際に屋根に登って調査を行います( •̀ᴗ•́ )و⁾⁾˚
こちらの住宅屋根は、昨今はあまり目にしなくなったビクトリー瓦を使用しています。
瓦と言っても、粘土を原料にした陶器瓦ではなく、セメントが主成分の「セメント瓦」になります。
価格が手頃で扱いやすいセメント瓦は、高度経済成長期の住宅不足を補うために、かつては多くの住宅で使用されていました。
厚型スレート瓦とも呼ばれるセメント瓦はいくつかの形状に分かれ、ビクトリー瓦は平たい形をした洋形フラットという種類になります。
広く流通したセメント瓦ですが、地震に強い軽量な屋根材が好まれるようになると急速に需要が落ち込み、現在ではほとんどが製造を中止しています。
ビクトリー瓦も同様で、すでに約20年前には廃番になっためずらしい屋根材です。
工事を受け持った建築会社さんから瓦だと言われていたので、お客様は特にメンテナンスは行ってきませんでした。「瓦」と名称が付いていると、「とても寿命が長い」「メンテンスが不要」というイメージがあるかもしれませんが、陶器瓦とは全く特性が異なるセメント瓦には定期的な塗装が必要です。
仕様書の内容や建築会社さんの説明が実際と違っている…あまり大きな声では言えませんが、割と多いかもしれません。私たち屋根業者には一目瞭然でも、お客様が説明されたことや資料を信じるのは致し方ないでしょう。
健全な塗膜を維持するため、本来は10年程度で塗り替えが必要ですが、約30年間そのままにされていたビクトリー瓦は元々の色合いがかなり薄れ、全体的に塗膜剥離が見られます。
塗装をすることで防水性が保たれますが、なにもせずに放置してしまうと表面の塗膜が剥がれ、基材のセメントが水分を吸収しカビや藻が繁殖します。
進行すると下地にも悪影響を及ぼし、雨漏り被害にまで発展する危険性がありますので、定期的な塗装は欠かせないのです((( >_<)))
ビクトリー瓦のズレも所々で生じていました。
屋根材がズレると屋根の下に雨水が廻り、下地の防水シートが必要以上に活躍しなければなりません。
しかし、がんばっていた防水紙が限界を迎え破損した途端!
雨漏りが発生する事態になってしまうのです( ;ㅿ; )
屋根材に割れなどの壊れた箇所がなくても、雨漏りを招く原因になり得るので注意が必要ですね。
屋根からの雨漏りは屋根材の劣化だけではなく、その下に敷かれた防水紙(ルーフィング)に異常が起こっていることが最大の要因です。
一番上の屋根材は雨水の大半を防いでくれますが、雨漏りの決定打となるわずかな雨水の侵入を防いでいるのが防水紙なんです。
天井の複数個所の雨漏りは、まず防水紙が破損しているとみて間違いないでしょう。
約30年前に建てられた住宅に使用されている防水紙の耐用年数は、長くても20年程度です。
セメント系の屋根材の耐用年数は約30年で、廃番になって久しいビクトリー瓦は入手がかなり難しく、破損した場合は差し替えができません。そこで今回は二通りのご提案をさせていただきました( (*^^)v
約30年という築年数を鑑みると、①の葺き直しと塗装を行っても、10年そこそこで塗膜が薄くなり、ビクトリー瓦も寿命を遙かに越えてしまいます。
相応に費用がかかるのであれば、下地と屋根材が新調できる②の葺き替えの方が得策ではないでしょうか?
今後のことを考慮すれば、このタイミングで葺き替えた方が、将来的なコストは軽減できるでしょう。
もちろんお客様のご都合もありますが、
現在の状況のみで屋根工事を考えてしまうと、先々余計が費用がかかる可能性も出てきます。
よくよくご検討された結果、お客様は葺き替え工事をお選びになりました。この選択が正しかった…と思っていただくためにも、防水性の高い綺麗な屋根に仕上げたいと思います
(๑•̀ - •́)و✧セメント瓦は年数や状態、雨漏りの有無などで対処方が変わってきます。
プロの目で最適なメンテナンス方法をご提案できる当店が、皆様のお悩みを解決いたします!
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