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堺市美原区にて台風7号で棟板金が飛散｜応急処置として外れた棟板金を取り付け仮復旧させました
更新日：2023年8月28日
今回現地調査を行ったのはこちらの住宅です。
こちらの住宅は新築以来、屋根のメンテナンスをした事はないそうです。
屋根に上がってみると
棟板金（むねばんきん）の一部が外れて落下して、下地木材である貫板（ぬきいた）が露出してしまっている状態です。残った棟板金も外れかかっている箇所がありました。
棟板金はお家の一番上に設置されている為雨風の影響を受けやすく、台風や強風の被害に遭いやすい部分なのです。
外れて落下した棟板金はお客様が敷地内に保管されていました。
板金は飛散した衝撃で曲がってしまっています。
屋根に残った棟板金を確認すると、
固定している釘のピッチが荒い状態でした。（釘と釘の間隔が広い）
ピッチが荒く、打たれている釘が少ないと当然その分固定力は弱まります。
釘が浮いたり、完全に抜けてしまっている箇所がありました。築10年以上を過ぎた住宅では、ほとんどの場合棟板金を固定する釘が緩んでしまっています。
どれだけしっかり打ち込んでいても、経年による劣化は免れません。
この状態では、
再び強い風が吹いたら残った棟板金も簡単に吹き飛ばされてしまうでしょう。台風や強風で被害を受けない為にも、定期的なメンテナンスをする事が非常に大切です！
▶その台風による屋根への被災、予防できたかもしれません
貫板に割れている箇所がありました。台風で棟板金が飛ばされる時の衝撃で割れたと思われます。
貫板が割れたり劣化していると、その上にどれだけしっかりと棟板金を取り付けても固定力が弱まる為、貫板も交換した方が安心です。
▶棟板金の交換・修理ガイド【事例・費用】も豊富にご紹介
棟板金が外れ貫板が露出したままでは、下地材の貫板に雨水が染み込んで雨漏りの原因になってしまいます。
その為外れた棟板金の曲がりを直して再度取り付け、仮復旧させました。
あくまでも応急処置なので、新しい棟板金・貫板への交換工事が必要です。
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